第二子育休(=Maternity Leap=飛躍の期間!)の振り返り
2021年1月13日に第二子を出産した私ですが、先週8月1日付で育児休職から復職しました。(・・・と言っても、早速有休を頂いたりコロナワクチンでフレックス頂いたりで、まだ全然本格稼働していませんが。)
一応、おそらく人生最後の育休からの復職という節目の時なので、半年間の育休を振り返って備忘録書いておこうと思います。
充実した育休
今回は第一子の時(5ヶ月半)より少しだけ長く育休を取って半年ちょっとお休みを頂きました。
1月に出産してからも色んなことをしてきたなー、と思って、日記やスケジューラーを確認してみたところ、以下の通り。
・JSHRM(日本人材マネジメント協会)の総会で英語プレゼン
・理事を務めるNPO(キャリア教育)の活動
・メンタルフィットネスプログラムの受講
・学友とのclubhouse企画(育休関連)
・そこから派生して育休関連セミナーの企画&ファシリ
・育休コミュニティ「MIRAIS」における組織企画
・「MIRAIS」内でのポジティブ心理学ワークショップ講師登壇
・システムコーチング講座受講&クライアント体験
・知人の会社でプロボノ的手伝い
・後輩主催のステキな仲間が集うオンラインサロンへの参加
などなど、、、
沢山の経験をさせて頂き、大変充実した育休を過ごさせて頂きました。
(日によっては1日に5,6個打ち合わせが入っていて、「本当に育休中?」と思うくらい。笑)
Lucky&恵まれた環境
一点ここだけは絶対に強調しておきたいのは、私がこんなに育休中いろいろと活動できているのは、色んな点で運が良かったり、恵まれた環境にいるから。
読者のみなさん(特に男性?)に、「やっぱり(誰でも)産後もやろうと思えばいろいろできるんじゃん!」という誤解は決してしてほしくありません。
私は第一子の時もそうでしたが、幸い、無痛分娩のおかげもあるのか体の回復が早かったです。また、子供も比較的穏やかな性格で手がからない方で、よく寝てくれる方。
産後数週間は実家の母がヘルプに来てくれて、家事についてはおんぶにだっこだったし、そしてなによりも夫が家事育児の多くのパートを担ってくれているので(うちはそもそも育児家事は夫婦の共同責任体制なので、「手伝う」というワードは使いません。)、大分私がやりたいことをやらせてもらっているというのにも感謝感謝です。
産後のママさんは先ず体力・体調が回復して日常生活に戻れるまでに数か月かかりますし、その個人差はとっても大きい。
それに、母乳がどれくらい出るか、子どもがどれくらい寝てくれるか、家族や周囲にどれくらい頼れるか、、、人によって状況は千差万別なので、「あの人がこうだから」と比べるのはナンセンスだし、スピードも過ごし方もその人・その家族のやり方を尊重し合える社会にしたいと思っています。(本人達が迷ってる・悩んでいるのであればTipsアドバイスなどはいくらでもしますが!)
なので、イチ企業人事、管理職として自分も肝に銘じておきたいし育休中の方&周囲の方に意識して欲しいのは、やはり基本に戻ってコミュニケーション。上司・部下(&同僚)間で、本人の状況や希望を確認して職場の現状も踏まえた上で、その時々・人によって最適な復職タイミングや働き方を調整していくことだと思っています。
Maternity Leap
さて、産後の回復、日常生活に戻るスピードは千差万別・・・という大前提は書いた上で。
私のコーチングの師匠の渡辺有貴さんが『Maternity Leap~マタニティを飛躍の機会に~』というコンセプトを立ち上げて各種活動をしているのですが、私はこのコンセプトにすごく共感していて、せっかくの「育児休職」という貴重な期間を、“Leave”ではなく“Leap(飛躍)”の時にしたいと思っていました。
本業から数か月単位で離れて自分を見つめ直したり、本業とは違うネットワークを築いたり。勿論、目の前の赤ちゃんのお世話をしながら人生について考えるとか家族の大切さを実感するとか、そういうことも含めて、諸々自分をアップデートする絶好のチャンスになる。
そういう思いがあって、育休スクラの小田木さんと意気投合して『育休を個人と組織の生長につなげる発想と仕組み』というセミナーの企画開催にも繋がったりしました。
そんなこんなで、私自身は体的にも物理的にも比較的余裕があったことと、コロナ禍の不幸中の幸い(?)でオンライン化が以前よりずっと進んでいたことで、今回の育休は当初職場のみなさんに宣言していた通り、ある程度「Leap!」の期間にできたのではないかなー、と勝手ながら思っています。
今までインプット中心だったところをアウトプットを沢山したり、掛けがえの無い仲間と言える人達がまた沢山増えたり。
長い人生、数十年後に振替って見た時に、確実に『節目』の一つとして刻み込まれる、濃密な半年間(産休と合わせると8ヶ月間)になりました。
男女関わらず、多様な休職、多様な働き方を尊重!
自分が半年間の超充実した育休を過ごさせて頂いて感じるのは、
・男女関わらず人生の掛けがえの無い時に(希望するなら)育休を取れるようになると良い
・何なら育児以外でも色んな理由で休職(≒人生・キャリア・価値観のアップデートのチャンス!)できると良い
・休職じゃなくても、部分的に業務を受託するとか多様な働き方ができるようになると良い
などなどです。
一律管理を前提としていた旧来型の人事の考え方だと、上記のようなやり方は全て労務管理が大変になるしマネジメントの難易度を上げるだけ・・・と思えるかもしれませんが、こういった多様な働き方・キャリア・人生観を尊重していくことが、中長期的な個人と組織のPerformance向上にも必ず繋がると信じています。
組織としてすぐに変わるには越えなければならない壁も沢山ありますが、イチ人事パーソンとして、イチコーチとして、少しでもそういった社会の実現に繋がるように努力していきたいと思います!
※第一子の時もGlobisの講義をオンラインで受けたりマドレボニータ4ヶ月連続で通ったりアクティブに過ごしていたのでそれも書きたいと思っていましたが、長くなってきたので、それは第一子と第二子の育休の違い・・・という観点も含めてまた別の機会に書きたいと思います!
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