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海外在住経験ゼロの私が英語でMBAを取った経緯とそれによって得たもの④~在学中の妊娠・出産~

在学中の妊娠(計画はしていた)

シリーズ①~③で、グロービス生活を満喫している様子を綴ってきましたが、実は入学して1年も経たない頃に妊娠が発覚しまして、結果、2年目の9月に出産。その後、半年間はオンラインの講義を受け、翌3月に卒業をしています。

当時30代半ばだった私は元々グロービスへの入学(MBA本科)を検討していた時から同時に妊活もしており、赤ちゃんは欲しいので通学のために妊活を後回しにする、というようなことはしていませんでした。なので、妊娠が分かった時はとっても嬉しかったですし、休学とかいろいろ調整すれば良いと思っただけなので、「卒業できなかったらどうしよう・・・」みたいな不安は全くありませんでした。

休学の検討

さて、事前にちゃんと調べきらずに飛び込んでしまうところが良くも悪くも私らしいところですが、通学と妊活を平行していた時は、「赤ちゃんできたらタイミング次第でオンラインに切り替えても良いし、残りの単位数次第で休学もありかな。」くらいで考えていました。

妊娠が発覚したタイミングで、休学について改めて調べたところ、グロービス自体は休学制度あり。でも、育休は半年くらいしか取らない予定だし、逆に仕事から離れている育休中の方が勉強に集中できるかなー。。。とまだ迷っていました。

教育訓練給付金は休学すると支給ストップ

次に、教育訓練給付金についても確認。最初は、「色んな事情で休学する人もいるし、政府もこれだけ女性の社会進出、キャリアアップを後押ししようとしてるんだから、勿論、休学しても給付金出るよね。」と思っていました。

しかし・・・実は教育訓練給付金は、休学をするとそこで支給がストップしてしまい、その後復学して学びを再開して最後までコースを完了させても、給付は再開されないということがわかりました。

まぁ考えてみれば、給付金制度も毎年見直しもあり金額やら要件やら変わったりするので、休学後再開する人の取り扱いは難しい、というのもわかります。。。でもでも、そうしたら女性で出産適齢期でそれでも学びを深めたい人だって世の中沢山いるはずなのに、学びと妊活を平行してやることを拒否されているようで、ショックはショックでした・・・

専門実践教育訓練給付金の場合、2年間に4回に分けて16万円(当時)の支給があるのと、2年間で修了できた場合には最後に追加で32万円があるという形だったので、もし2年目の9月(入学後1.5年)で出産した後休学してしまうと、最後の16万円+追加支給の32万円ももらえなくなってしまう、ということがわかりました・・・(単位落としたりサボった人が受け取れないだけだと思っていて、事情があって休学する人は休学期間は修了要件の“2年間”に含まれないと思っていた・・・)

在学中に出産、休学しない決意!

元々、本科に入学後も1回に取る授業はできるだけ少なくても卒業単位が揃うように単科生の時に沢山授業を取っていたこともあり、妊娠発覚時点で計算しても、何とか休学せずにやっていけそうな感じはありました。

それからは、出産前には1ターム3コマ取ってせっせと単位を稼ぎ、出産後はオンラインで1ターム1コマ(2週間に1回の講義のみ)で済ませられるように調整。なんとか入学後2年間で卒業する手はずを整えました。

出産3週間後にリアル講義に出席

さて、そうして心の準備をして臨んだ出産。和痛分娩(途中から麻酔を使うタイプ)で10時間かかりましたが、助産師さんからは「初産にしては早い方で安産でいたよ。」と言われました。そのおかげか体の回復は早い方で、入院中からすたすた歩きまわり(まだ骨盤も安定していない時期なので本当はあまり推奨はされない)、実家@横浜に帰った後は母に甘えて家事は何もせず育児に集中できました。

そのおかげか結構精神的には余裕もあり、さすがに出産直後の講義は一回スキップしましたが、9月初旬に出産→下旬にそのタームの最後の講義の日があったので、それには出たいなー、と何となく考えていました。(産後のことを書く時にいつも気になるのは、これで特に男性上司層の方々には「へー、産後でもそんなに活動できるんだ!」と誤解は与えたくない、ということ。出産は千差万別で、体へのダメージも人それぞれ。私はたまたま安産でダメージが比較的少なかったこと、実家に甘えられたこと、その他産後の体のトラブルが少なかったからできただけで、色んなことがラッキーであり感謝です。)

特に、そのタームに取っていた「企業家リーダーシップ」の講義は、ネルソン・マンデラや松下幸之助、武士道などの本を読んで自分自身の志を見つめ直して最後にプレゼンをする形式。妊娠・出産を経て改めて「人事という仕事を通じて世の中を良くしたい!」という思いが高まっていた時期の私は、是非最後にちゃんとプレゼンに出て講義を修了したいと思っていました。(ちなみに、午後は「企業の理念と社会的価値」の講義がありましたが、そちらは他の通常講義通り、4回以上授業に出席し、Day4でレポートを出すことが単位を取るための最低要件だったので、一応単位は取れる状況ではありました。)

なので、産後ちょうど3週間経った日。まだ産褥期なので当然、ちゃんと外出するのは初でしたが、その日は朝の授乳後赤ちゃんを母親に預け、実家から1時間以上かけて麹町のグロービス校舎へ。お化粧をして電車に出るの久しぶりだし、久々の学友達。産後初めてリアルで色んな人達と会って話せて、良い気分転換にもなりました。

数日前から、自分の志(Personal Mission)について改めて考えを深め、英語ではどう表現すると思いが伝わりやすいのか調べたりしながらスライドと原稿を作り、赤ちゃんに授乳しながら声に出してみて練習したりしていたので、プレゼンは何とか無事終了。学友達の思いの籠ったプレゼンも見てフィードバックしあったりして、とても刺激的な時間になりました。

本当は3時間の講義を2つ連続で最後出たかったのですが、午前中の企業家リーダーシップのプレゼンをやり遂げ、午後の授業が始まるころには、おっぱいがパンパン・・・。何時間も息子と離れたことがなかったので、吸ってもらわないとしんどい状態になってしまい、泣く泣く、午後の授業は1時間早退。

最終的に、朝家を出てからまた帰るまで、多分8時間くらいだったでしょうか。産後初の外出・講義出席・プレゼンテーション。

それをやり遂げて家に帰った時は、8時間ぶりの息子の愛おしさを更に更に強く感じて(授乳をするとおっぱいも楽になり)、自分の時間を持てたからこそ愛情も更に深まるなー、という気持ちでした。

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↑ 8時間ぶりに家に帰って会った時の息子。夫にスリングで抱っこされて寝てた。愛おしい・・・


次回は、産後の半年間、赤ちゃんのお世話をしながら事前アサインメントやオンライン授業をどうやってこなしていったかを書きたいと思います!

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