![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141879332/rectangle_large_type_2_7d2d854e5dcab1324fa57057ba737666.jpeg?width=1200)
「旅上」萩原朔太郎ーー2024年
5月になると思い出すのが、この詩です。
旅上 萩原朔太郎
ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。
汽車が山道をゆくとき
みづいろの窓に寄りかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに。
ちょうど3年前の今頃、noteに書いていました。
この3年で状況はすっかり変わり、海外渡航の制限はなくなりました。
特に今年はパリオリンピックがありますので、「ふらんす」はまた特別な賑わいを見せていることと思います。
とは言うものの、円安の現在、「渡航制限」以外の「制限」もあり、なかなか行きたい場所に行けない状況でもありますね。
あなたが今、一番行きたい場所はどこですか?
その場所を思い浮かべながら、この詩を読み味わってみてくださいね。