夏の漢詩講座第1回、無事終了しました!
先週金曜日、夏の漢詩講座第1回が無事終了しました。
お昼の部の開始時にマイクトラブルに見舞われ、どうなることかと思いましたが、その後復活。
昼・夜共に、和やかな雰囲気の中で終えることができました。
今回は、世界遺産にも選ばれている杭州の湖ーー西湖をうたった、蘇軾の『飲湖上、初晴後雨』を1首目に選びました。
まず、詩の舞台となった西湖について、幅広く情報共有するところから。
私は杭州には3回訪れたことがあるのですが、受講生さんの中には何と10回以上杭州に行きました!という「杭州通」の方がいらっしゃり、名所案内もしていただきました。
作者の蘇軾は宋代の詩文の大家であり、若くして科挙に合格したエリートでしたが、官僚としての人生は、決して順風満帆ではありませんでした。
そんな蘇軾が調理法を考案したと伝えられる「東坡肉(Dōng pō ròu)」。夜の部では、その「東坡肉」の話題で大変盛り上がりました😊
異国の、遠い昔の人が詠んだ詩なんて・・・と堅苦しく考えず、自分の知っていること、馴染みのあることとの繋がりを見つけて楽しむのも学びの秘訣かもしれませんね。
2首目の詩は王之渙の『登鸛鵲楼』。
4句目の「更上一層楼」が「更に高みに登る」という意味で解釈され、中国でも人気のある漢詩です。
思いを込めて中国語で朗読しました。
さて、来月にはまた夏の漢詩講座2回を予定しています。7月は「廬山」にまつわる漢詩を取り上げます。
昼の部は当初の予定を変更し、7月21日(木)14:00に開講いたします。
夜の部は、予定通り22日(金)20:45スタートです。
まだ、お申し込みいただけますので、ちょっと参加してみようかな・・・と思われた方は以下のnote記事の方からお申し込みください。
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