邪な欲に囚われた人間たち

人の欲は、大目に見てもたいていは酷いものであり、薄汚い自己愛である。
高齢になって認知機能が著しく低下していようが、まだカネや名誉にしがみつき、生涯現役などと宣って醜態を無自覚にさらし続けている。

若く、これから如何ようにも輝ける恵まれた人間であっても、富(カネ)の魔力に憑りつかれたら平然と他者を殺め、最期は自らをも殺さざるを得なくなる。愚かで悲惨の極みだ。

老若男女、こういう連中を待っているのは、大きく口を開けた地獄煉獄の陥穽。蜘蛛の糸を切られ、真っ逆さまに堕ちるカンダタ。自業自得の業火に焼かれるしかない。

この醜悪な、人間の尽きぬ欲望を少しでも正常に機能させるには、将来のＡＩ社会システムを待つよりないだろう。悪意ある愉快犯による巧妙なハッキングに屈することなく、少なくとも愚かで無能で、邪な欲に支配された生の人間が扱うよりはマシになるものと期待したい。

性懲りもなく巨額賄賂にほくそ笑むゲス爺たち。悲惨な前例に何も学ばず、保育園のバスにセンサーシステムすら導入できない日本。留置場で凶悪殺人犯容疑者にやすやすと自殺させてしまう警察。宗教法人の隠れ蓑のうらで延々と繰り返し行われてきた反社会的カルト。(言うまでもなく)狂暴なテロすら簡単に起こさせてしまう、この人間過信の無能ぶりをもっともっと猛省すべきではないか。