タイのバンコク経由でネパールのカトマンズへ
11月7日(木)
数ヶ月前から計画を立てていたネパールにあるカトマンズ大学での客員アーティストとしての訪問のための渡航日。
この日に至るまでの経緯として、この訪問は今年5月頃に出会ったネパールと日本の2拠点生活をするアーティストであるワタル・オイカワさんと秋吉台国際芸術村で出会ったことがきっかけとなっています。会話を通して、約10年前にネパールを訪問した際の思い出がとても良かったのでいつか再訪したいと思っていました。オイカワさんの母校がカトマンズ大学の芸術学部だということで教授の方々やアートスペースなどをご紹介いただきました。
せっかくの再訪なので何かできること、何か貢献できることはないかと考え、これまで実践してきたアートを通したコミュニティー活動の紹介や現地で実践されているホスピタル・アートのリサーチがしたいという内容で相談し、招待状をいただくことができました。
メモ:この記事を書いているのは11月9日(土)朝で、現地について2日目の朝となります。少しずつこちらの生活リズムになってきている最中です。実際に何をするかは11月10日(日)に教授たちと相談して計画を決めましょうとのことでしたが、学生たちへのスタジオ・ビジットや日本日本語の練習や日本のアート事情などが紹介できるとありがたいなと思っています。
さて、数週間前にはテレビの報道でカトマンズ地域が大雨に見舞われ、大洪水で甚大な被害が出ているということを見ていたのでかなり心配でしたが、現地の教授たちに問い合わせたところ、この10月頃には毎年のように大雨や洪水で被害が出るが11月には回復しているから渡航をお勧めしますとのことでした。また、11月初旬はネパールで一番大きなお祭りの時期で、大学の授業はまだ始まっていないので、来られるのであれば11月8日頃からが良いとのことでこの時期になりました。
さて、実際の渡航に関して、経済的に余裕がない中での渡航なので、なるべく経費を抑えないといけません。または私の活動へ賛同していただき資金援助をいただいたり、スケッチなどの作品を購入していただいたり、遠隔でのお仕事をいただくなどができるといいのですが、今のところなかなか上手にできていない状態です。
そんな中、タイ航空でバンコク経由でネパールに来ましたが、経由地での乗り換え時間が5時間ほどありました。長距離移動には慣れている方ですが、長時間の乗り換えはなかなか苦労しました。私のように乗り換えで長時間待っている人たちも沢山いましたが、大体、座って携帯やパソコンをいじったり、寝たり、軽食を食べたりしていました。私も似たような感じで時間を潰しましたが、途中やはりお腹が減るのでレストランなどを見てみて驚きました!マクドナルドのセットや日本食の牛丼定食がどちらも日本円換算で2,300円くらいだったのです。空港内なので多少は高いのは知っていましたが、これほどまで高いとは想像していませんでした。売店で軽食や飲み物とも思いましたが、ここは我慢しました。
心細い気持ちが募りましたが、あまり深刻に考えすぎず、カトマンズ行きの飛行機の搭乗時間まで時間を過ごしました。お腹も空き始めていたので、搭乗後の機内食はとてもありがたかったです。
さて、ネパール到着後は入国のために到着ビザ(Arrival Visa)を取得する必要がありました。事前にインターネットで申請しておけば、それなりにスムーズに進みます。私の場合は現地での取得ということで、事前に申請した書類を提示してビザの費用を支払う必要がありました。30日の滞在の場合は、US$50ということでした。多くの通貨で支払いができる状況で、日本円でも支払いができました。ただアメリカの大統領選挙の直後ということもあり、円安が進み、8,000円の支払いとなりました。とはいえ、無事に入国審査も通過でき、荷物も紛失がなく、ホテルへの送迎もオーナー自らがピックアップしてくださり、スムーズにホテルにもチェックインできました。
午前7時半頃に日本の自宅を出て、カトマンズには現地時間で夜の11時半頃の到着しましたので、合計で約18時間ほどの移動も一段落しました。
今回はここでおしまい。