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台湾新竹市に来て47日目の朝

おはようございます!
今日は9月16日の朝。
今は高雄のホテルでnoteを書いています。
前回のnoteから12日が経ちました。本当は10日ごとに書いていきたかったのですが、ここのところイベントや移動の多い日々が続き、ゆっくりパソコンに向かう時間が取れませんでした。

さて、この12日間を遡ってリストアップしてみます。

9月4日(水)
・note執筆
・ランゲージ・エクスチェンジの来客訪問

9月5日(木)
・台北へ移動
・金子未弥さんと合流
・Res Artis 国際会議事前登録
・ヨシダケンジさん、TASA関係者とディナー

9月6日(金)
・Res Artis Day #01 オープニング、パネル参加

9月7日(土)
・Res Artis Day #02 
・AIAVの同僚だった森下さんと約8年ぶりくらいに再会

9月8日(日)
・Res Artis Day #03

9月9日(月)
・Res Artis Day #04 Day Trip

9月10日(火)
・ガチャガチャ到着
・黄金町エリアマネージメントセンター事務局長 ⼭野眞悟さん、サイちゃん、新竹鐵道藝術村訪問
・RichardとYu Hsuanキュレーションのインド人2名、台湾人2名の展覧会公式にオープン、バーテンダーをする
・海辺のPizza屋さんでディナー

9月11日(水)
・TASA Annual Meetingのため台東へ移動
・都蘭新東糖廠文化園区(精糖工場跡地)にて参加者とディナー

9月12日(木)
・TASA Program Day #01
・Japan Night

9月13日(金)
・TASA Program Day #02
・Dutch Night
・知本温泉へ楽しむ

9月14日(土)
・TASA Program Day #03
・RichardとYasenのワークショップ(アートプロジェクトを取り巻くそれぞれの立場の問題点の議論)

9月15日(日)
・高雄へ移動
・念願が叶い約1ヶ月前にオンラインでお話しした曽和松さんと初対面!前回のお話の続きを聞く。特に「台湾たのしや」という曲について。

ざっと、リストアップしてみました。毎日、濃厚な時間を過ごしていたことは確かで、詳細を思い出すのに少し苦労するくらいです。詳細はまた落ち着いた頃に振り返りたいと思いますが、以下、今書けることを書いてみます。

Res Artisの国際会議では、客家文化の太鼓や劇などの演目から始まり、台北市の代表による挨拶があり、約150名ほどの世界各国からアーティスト・イン・レジデンスに関わるさまざまな立場の人たちが参加されていました。90年代後半から始まる台湾のレジデンスの歴史について基調講演があり、各機関や施設、立場から、レジデンスの目的、運営、課題、評価方法、レジデンスの状況、ワークショップなどの発表や議論が展開されました。また、台湾のレジデンス・プログラムの定着や展開に尽力されたMargaret Shiuさんの追悼もされました。私も今回TASAのプログラムでアーティストとして滞在した経験や日本でのレジデンス・コーディネーターとしての経験を発表する機会に恵まれました。

TASA年次総会では、台湾南部で日本統治時代に栄えたサトウキビを原料とした精糖工場の跡地で夕食会から歓迎していただきました。原住民の生活や歴史、台湾の成り立ちなどを展示する国立台湾史前文化博物館にて、TASA加盟団体の代表や加盟者、招聘参加者による発表やグループワーク、アミ族という原住民の先生によるワークショップなどで構成されたプログラムに参加しました。初日の最初は、TASAの歴史や目的についてお話をお聞きし、早速来年度のTASA年次総会をどうするかというグループワークが提案され、私たちのグループは、フォーマット(形式)について、ブレインストーミングしたり、アイデアを議論しあったりして、発表することとなりました。Inclusiveな場の提供、アーティスト・イン・レジデンスを通してつながる人の輪、海外のレジデンスの紹介、アート・プロジェクトを取り巻く課題や解決策の模索といったワークショップが日々続き、目まぐるしく展開していくプログラムに圧倒されながらもとても充実した3日間を過ごすことができました。また、夕食後にはJapan NightやDutch Nightも企画され、それぞれの国や地域でのレジデンスの紹介がされ、さまざまな情報を得ることができました。
TASAの年次総会が開催されている期間中に国立台湾史前文化博物館で特別企画展として開催されていた「無崖之境─南迴影像之聲:一個由醫療照護啟始的共生地」特展(The Eyes and Voices of South Link Corridor - State of Care Mind of Cure)という写真で構成された展示も、原住民の信仰や呪術的なヒーリングの様子の一端を知ることができて、自然や精霊とのつながりや崇拝する様子を垣間見ることができて、さらなる台湾の理解が深まりました。

そして、台東の帰りには、高雄による機会を得ましたので、前回オンラインでお話をした曽和松さんのお宅に訪問し、初めて実際に対面することができました。お家に入るとそうそう日本語で会話を始め、長く知っている友人との再会のような雰囲気で握手やハグから始まり、前回までのお話の振り返りをしつつ、私が知りたかった「歌」の話題をしっかりとすることができました。曽さんが小学校4・5年生の時の担任の山川康三先生が作詞された「台湾たのしや」という歌です。前回のオンラインでのお話の際に、曽さんに歌っていただきすぐに何か物凄い内容が凝縮されていることに気づいたので、今回は実際に歌詞を確認しつつ、お話を聞くことができました。色々な曲が書き記された直筆のノートを開いてくださり、台湾では政治的な事情から公開がされなかった歌詞についても知ることができました。

以下、「台湾楽しや」の一番の歌詞を記します。

揺れるひかりだ
緑の風だ
南風(みなみ)そよ吹きや
豊かな穂波
米は二度なる
甘蔗は伸びる
名さへ蓬莱 寳島
台湾楽しや 良い所

この歌詞を聞いただけで、台湾の風景や魅力がすぐに伝わってきました。
と同時に、2番、3番、4番の歌詞を見聞きすると、さらに当時の政治や視点なども深く知ることができる内容でした… この辺りの詳細はまた機会のある時にまとめます!

さあ、チェックアウトの時間が迫ってきましたので、今日はここまでで終わりにします!

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