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【いだろぐ014】感謝を伝える。


先日、兄と、母の日本舞踊の舞台を見にいきました。

人形町のホールで、宝井琴鶴さんの独演会の合間にでてくるとのことで、見にいきました。

独演会や落語というのは、見たことなかったのですが、最近は言葉の力を感じる機会が増えて、興味を持つようになったこともあり、すごく楽しく聞かせていただきました。

その合間の時間に、母の出番がありました。

72歳での初舞台、顔を見るだけで、すごく緊張してくるのが伝わってきました。

その中で、チャレンジしている母の姿を見て、感動しました。
いろんな昔の思い出とともに、こみ上げるものがありました。

もともと母は、すごく緊張するタイプなので、今回来ることはプレッシャーを与えてしまうということで、オフレコで来ていました。

兄と昼ごはんを食べて、駅に向かっている途中で、母に遭遇。

声をかけるか、悩んだのですが、舞台のことを伝えたいと思い、声をかけました。

『お母さん、舞台めっっっちゃ良かったよ!よくがんばったね!

本当に感動しました。ありがとう。』

と伝えました。

母は、その時、

『知らなかった。息子2人が見に来てくれるなんて夢の様。。。。』

といって、号泣。。。

それを見て、自分も涙を堪えるのに必死。

この時、感じることがありました。

もっともっと感謝を伝えていこう。

最近、人と対話することを通して、人が思っていることと自分が考えていることは本当に違うと思いました。

感謝の気持ちを持っていても、言葉にして伝えないと伝わらない。

他人が内に何を秘めているのかは、本当に分かりません。

自分はどんなに感謝していても
相手は、昔もっとこうしてあげればよかった、とか
こういうひどいことを言ってしまった、とか
負い目とか責任とか、そういうことが心に残っていることがあり得ると
感じました。

もし、死んだときに
その人にそういう気持ちを残したまま、死んでいってほしくない。

自分も、感謝を伝えられないまま死んだら、後悔する。

『ありがとう』を伝える。

家族、友達、同僚、知り合い、関わるすべての方々に、感じた感謝を言葉にして伝えて行こうと決心しました。

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