【いだろぐ714】目標を現実に変える逆算思考。
「リバース・エンジニアリング」という言葉に触れることがありました。
対象の裏側をよく観察し、隠れた仕組みを見出すことを指しています。
この手法は、スキル獲得や技術の習得への近道とされています。
現在、ロン・フリードマンの著書「リバース思考」を読み理解を深めています。
例えば、美味しい料理からレシピを推測したり、美しい音楽を聴いてコード進行を突き止めたり、映画を見て物語の構造を理解することなど。
多くの分野で活躍する著名人たちも、模倣やインスピレーションから始めて技術を磨いています。
上達の近道は、模倣すること、そしてそれを独自のものに変えていくことなのでしょう。
リバースエンジニアリングの第一歩として、自分の心に響くサンプルを集め、その特徴を明らかにすることが有効です。
心が引かれるものの共通点を探ることで、その構造を理解し、対象を見つけていくのです。
しかし、その対象を見つけたとしても、他人を模倣することは簡単ではありません。
この人すごいなぁ、と思うけど、模倣しようにもできないこともあるでしょう。
ほとんどの場合、その人特有のキャラクター、独自性、コミュニケーション力、伝達力、ボディランゲージ、存在感、冷静さなどがさまざまな要素が組み合わさっています。
独自の価値を持つのは、他人には真似できないからでしょう。
この場合、全てを模倣しようとすることは無理かもしれませんが、細かいサブスキルに分割し、模倣できるポイントを探っていくことが有効。
自分が模倣できるサブスキルを見つけ出し、自分のものにすることで具体的な成果につながるかもしれません。
ただし、熟達するのには、人間は誰しも慣れや飽きが来るものです。
その時には、目標や理想を意識し続け、新しいものを積極的に取り入れることにより、独自のものにしていけるのかもしれません。
型無しよりも、型破り。
人生はロールモデルを探す旅、
心が震えるポイントを探っていき、隠れた仕組みを観察することで、目標に向かっていく。
今日も良い一日を。