
【いだろぐ079】感情との付き合い方。
感情的になってしまうことがありました。
全く持って理解できない相手に
ネガティブな感情が押し寄せてくる。
落ち着こう、と考えたり
深呼吸したりするものの
何かザワザワしているもの腹の中にまだ残っている。
感情に対して、どう付き合うのか?
昨日の対談では
感情との付き合い方を考えさせられました。
■
100人組手37人目
アーユルヴェーダのサロンを行われているSさんと
対談させていただきました。
アーユルヴェーダとは?
約5,000年前〜約3000年前からある
世界保健機構(WHO)も認める伝統医学のひとつで、
現代のインドをはじめ、数多くの国々で実践されています。
一人ひとりに個人差がある事を前提に、
病気を肉体と心の双方から捉えることを特徴としています。
心、身体、魂の健康を求めた
哲学を含めた古代からある科学とのこと。
■
私自身、うつ病になったことのある経験から
心の健康というのに、興味を持っていて
科学的なアプローチや禅的なアプローチの本を
これまで読んできました。
スピリチュアル的なアプローチ
は、すごく新鮮でした。
病気は根本的には
内的なものが原因。
身体だけではなく、心によるもの。
心の健康に対して、どう向き合っていくか。
■
その中で
心と身体という自分視点に対して
輪廻転生という概念から
時間軸を含めた抽象化が
入っているような感覚を受けました。
その大きな時間軸の中で
自分が感じていることを認めて
正しく感じ、考え、行動する。
そういったアプローチをされていることが
新鮮でした。
■
感情との付き合い方が
印象に残りました。
感情というのは
腹と頭で別れている。
腹では、0~7歳の頃の本能的な部分の感情
不安、不満、怒り、孤独、嫉妬
痛みを感じる、部位によって
本能が感じている感情が違う。
お腹の底の方から
不安、不満、怒り、孤独、嫉妬
どこの部位が痛むのか。
どういう感情が自分にでているのか。
その上で、認める。
自分はこういったことを感じているのか。
自分の身体の感覚に集中する。
感情は悪いものではない。
全ては、自己責任であり
感情を味わい、
どう捉えて、どう行動するか
自分が自分を決める。
という認識が重要。
ということを感じました。
■
自分の好きな本に
反応しない練習
という本があります。
悩みや感情との付き合い方を
禅的にアプローチしていく本です。
この本では、ブッダの教えに基づき
著者の草薙龍瞬さんは感情や悩みとの付き合い方として
こう書かれています。
①ココロの状態を言葉で確認する
苦手な人の前で緊張してしまったら「私は緊張している」、長時間テレビやインターネットで遊んでしまったときは「アタマが混乱していて落ち着かない」などと確認。「今、自分の心はどんな状態だろう?」を意識し、客観的に確認する。
②カラダの感覚を意識する
目を閉じて、自分の手を見つめる。すると暗闇の中に「手の感覚」がある。その手を見つめながら上に挙げる。「動く感覚」がある。このとき「手の感覚がある」「手の感覚が動いている」と意識する。ほかにも歩く時の「動く足の感覚」や呼吸することによる「お腹の膨らみと縮み」など、いろんなカラダの感覚を意識しながら感じ取る。
③アタマの中を分類する
心の状態を以下の3つの種類に観念的に分けて理解する。
(1)貪欲:過剰な欲求に駆られている状態。求めすぎ、期待しすぎ、焦りなど
(2)怒り:不満・深いを感じている状態。イライラ、ストレスなど
(3)妄想:頭の中でぼんやりと考えている状態。想像する、考える、思い出す
■
今回お話頂いたことと
すごく共通している部分を感じました。
自分を客観視する点。
身体に集中する点。
感情を分類すること。
人間の根本的な部分であり
先人たちの知恵によって導き出されたもの
と感じました。
■
これまで、自分は数々の
失敗を繰り返してきました。
お酒の席で、暴言を言ってしまったことで、
関係性が無くなってしまったり。
どうしていいかわからない自分の優柔不断さで
迷惑をかけてしまったり。
全ては自分の責任。
感情は悪くない。
感じたことを認めて
どう捉えるか、行動するか。
自分の行動を自分が決める。
という意識を持つことが
自分らしい人生や健康に
つながることを感じました。
その上で感情が湧きだつ物事を
『ありがたい、ありがたい』
自分を成長させてくれると
前向きに捉えていこうと思いました。
Sさんありがとうございました。