令和6年度 中小企業診断士1次試験 経営情報システム 問2
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文字コード
🧑🏻 コンピュータでは、文字に16進数の番号を付けて管理していています。つまり、文字と番号の対応表があります。狭い意味では文字の番号が文字コードですが、対応表の全体を文字コードと呼びます。
👩🏻🦰 文字コードには、いろいろなものがあるのですね。
🧑🏻 そうです。どの文字コードを使うかによって、同じ文字でも、対応する番号が違っています。また、扱える言語(英語、日本語など)の文字の範囲も異なります。
👩🏻🦰 最近は、文字コードを意識する場面が減りました。
🧑🏻 はい、以前は文字コードが原因の文字化けもありましたが、最近はそういうことが減りました。
👩🏻🦰 試験問題としても、あまり出なくなっていると。
🧑🏻 20年前や30年前なら、情報処理技術者試験の定番問題でしたが、今となっては古風な問題です。定番の知識問題として対策は簡単ですが、診断士の仕事での必要性は低いでしょう。
ASCII
🧑🏻 aは、ASCIIです。7ビットでは、2の7乗=128種類のものを区別できます。コンピュータが作られたアメリカ(英語圏)では、アルファベットの大文字・小文字、数字、記号、制御文字を表せればよかったので、7ビットで十分でした。
👩🏻🦰 情報処理の世界では、1、2、4、8、16・・・と2の累乗が使われるので、どうせなら8ビットにしてもよかったのでは?
🧑🏻 いろいろ理由があったのでしょう。残りの1ビットを、誤り制御用のパリティビットにしていたという話もあります。
EUC
🧑🏻 bは、EUCです。日本語を扱うEUC-JP、韓国語を扱うEUC-KR、中国語簡体字を扱うEUC-CNなどがあります。
👩🏻🦰 あまり聞いたことがありません。
🧑🏻 UNIX系OS(Linuxなど)で使われていて、Linuxでサーバを作ったりしていたエンジニアなら知っているでしょう。
👩🏻🦰 今はWebブラウザから操作して、クラウドでサーバを立ち上げたりできるので、文字コードを意識する場面が減ったということですね。
Unicode
🧑🏻 cは、Unicodeです。今の主流になっている文字コードで、世界の多くの言語の文字を扱うことができます。
👩🏻🦰 だから、日本のPCで、Unicodeで作られた海外のWebサイトを開いても、海外の文字が正しく表示できるんですね。ハングルでもアラビア文字でも。
🧑🏻 そう、以前は日本のPCで、韓国や中国のWebサイトを開いたら、文字化けして正しく表示されなかったりしましたね。
👩🏻🦰 言語の文字だけでなく、絵文字や顔文字もUnicodeに登録されるようになりました。
出題評価
正解 ウ
難易レベル ❓❔❔❔❔
奇問レベル ❓❔❔❔❔
対策容易度 🔴🔴🔴🔴🔴
業務必要度 🔴🔴⚪⚪⚪