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仕事の記録 AktioNote 眠っているグローブを再生して、次につなげる。循環型ビジネスで野球界を盛り上げたい

これは取材にはいったけど、僕が書いた仕事ではなく、編集部の窪田女史(美人)が書いたもの。素晴らしい内容だったのでぜひご覧いただきたくご紹介します。

この取材で面白かったのは、年々減りつつアル野球愛好家を増やしたいというグローバルポーターズ株式会社 代表取締役 米沢谷友広さん自身の強い思いがビジネスの根底にあるということ。
そしてそれを実現するためのビジネス力の高さ(Amazonの社員時代にネットでのビジネスのことを学んだのだそうです)。
そのビジネス力を買って、起業支援のエンジェルなどが、他の仕事をしませんか、投資はするので、などと言われることもあるそうだが、野球と関係無い分野には関心がない、ということだった。さらに既存の野球関連の企業、スポーツ用品店への配慮も行き届いていて、少ない既存お客さんの取り合いをしては意味がない、そうならないように、新規顧客を新規ルートで取り込んでいくことを考えているという点も素晴らしいし、野球愛に満ちていると思ったのだった。

たとえば野球は今のところ日本では(世界は?)男子しかやらない、つまり半分の女子を最初から切り捨てている。その部分を取り込むためにマジックテープで球が捕りやすくなっている女児用のグローブを作って販売するとか。また男女の別なく子どもが野球に親しめるようなイベントなども自治体などと提携してされている。

まだ野球は実は意外にお金がかかる。たとえば軟式と硬式ではグローブが違って、中学から高校に進んで硬式野球部に入ると、グローブを買い換える必要があるんだがこれが7万円とかする。経済的余裕がない子どもはなかなかそれが負担だ。ポジションが変われば別のグローブが必要になる。それをそれまで使っていた軟式用のグローブを硬式用グローブにリメイクする、ということをしてもいる。
また投手用、キャッチャーミット、ファーストミット、内野用、外野用とグローブって実は5種類もあるのだ。それなら中古で安価に買えるグローブを用意しようとか。
ここにも野球少年たちとそれを支える家族への愛を感じる。

あと、家に眠っているグローブを再生させるってのは、もと野球男子、いまはキャッチボールぐらいしかしないおっさんにとっても、けっこう夢膨らむ話で、それもものすごくカッコイイ感じで再生できる。僕もキャッチャーミットがくたびれきっているので、ぜひリニューアルしたいところです。


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