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【読書日記】成功するまでやってみよう!

【成功するまでやってみよう!】著:竹村健一
数年前に広島市内の古書店で「ジャケ買い?」した一冊。1981年刊行。
私の中では「パイプを咥えたおじさん」というイメージで、ルックスのインパクトが強烈。
読み進めていくと、令和の現代でも十分通じる内容が多いです。
全く古さを感じず、とても新鮮です。
著作時点の年齢は、現在の自分の年齢よりもお若かったと思います。
自己啓発本というよりは、「生きていく上でのヒント」が沢山詰まった本です。
一つの章の中でも引用したい文が多くて、まとまりのつかない文章になりそうです。(苦笑)

“どのようにすればニューロンは磨かれ、シナプスはやわらかくなるのだろうか。大脳生理学によると、ニューロンという脳細胞は「同じ種類の情報を繰り返して流すとオープン回路になる」ということが実証されている。”

成功するまでやってみよう!

記憶(術)について。「反復すること」が大切。自分にとって馴染みの薄い分野でも反復学習することで身近な分野になっていく。私はなかなか“歴史”に興味が沸かない。歴史に関するYouTube動画で少しずつ知識を付けていこうかな。Podcastも色々聴いてみよう。

“何かを覚えられない、わからないというのは、このニューロンとシナプスの働きがにぶいことにあるのだ。ということは、もしシナプスの抵抗のもとが小石ではなく、マシュマロのようにやわらかければ、列車は自由に踏みつぶして脳の奥まで行ける”

成功するまでやってみよう!

ニューロンを糸、シナプスを結び目とイメージしてみる。記憶のための糸がほころんでいては知識が付かない。糸の結び目が固すぎてはしなやかではない。糸をピンと張った状態で、結び目は緩やかに。反復学習で強固な記憶としなやかな考え方を身に付けたい。

“要は脳細胞を磨けばよい。人間は、馬鹿とか賢いとかには関係なだれでも一五〇億の脳細胞をもっている。能力がないのではなく、あるのだが眠らせているのだと考えてほしい。まず、これが成功への自信を持つ第一歩である。”

成功するまでやってみよう!

筋トレのイメージで考えてみる。普段使っていない筋肉を鍛えると強くなる。但し、一朝一夕のようにはゆかず、日々の鍛錬が必要。コツコツと積み上げることが大切。(今、思い返してみても“親指シフト入力”もそんな感じだった)自分には向いていない、と即決断せずにじっくりと腰を据えて取り組みたい。

“趣味をもちなさい。あらゆることに好奇心をもちなさい。今までよりもっと行動的になりなさい。これらがあなたの脳細胞をいつまでも若く保つ秘訣であり、老いて恍惚にならない決め手なのだ。そんな先のことは考えていないという人も、今、頭を使っていればそれでいいのだ。”

成功するまでやってみよう!

自分の趣味って何だろうか…読書?!あとは…何だろうな。他人から「趣味は?」と尋ねられても「私の趣味は○○です」と言えるものはあるだろうか。興味を持ったら“秒で動く”行動力を身に付けなければ。少しでも興味があれば飛び込んでみよう。

“吉野俊彦氏の「森鵜外 あきらめの哲学」(PHP研究所刊)を読むことをおすすめする。鵬外は、軍医としてドイツ留学をし、「舞姫」「うたかたの記」などを発表、二足のわらじの道を歩みはじめた。一般に閾外は、超エリートとしての部分しかみられていないが、実際には二足のわらじをはいたとたん、上役にねたまれ、小倉に左遷されている。(中略)繭外は「あきらめの哲学」をもって、少なくとも人の二倍は生きたのではないか。”

成功するまでやってみよう!

早速アマゾンで購入。近々届く予定。楽しみだ。興味がある本はすぐ購入!
「人の二倍を生きる」とても興味津々だ。鴎外から何か一つだけでもヒントを請いたい。

“大切なことは、「これ以外に生きる道はない」などと思い込まないことである。これだけしか自分の道はないと思っていると、挫折したときに敗残者の道を歩むことになる。”

成功するまでやってみよう!

目標を達成できなかった時、落ち込むだけの人と別の目標を見つけられる人。目標の切り替えが柔軟に出来る人。すぐに次の目標が見つけられなくとも、ゆくゆくは新しい目標を見つけられるようにしたい。そのために色んな物事に興味を示すようする心がけが必要。アンテナを日々立てておく。「しなやか」な人間になりたい。「~であるべき」というガチガチの思考法はしないように心掛ける。

“仕事と遊ぴを区別しないほうが有利である。自分の好きな遊ぴをするために、いやいや仕事をするのでは、あまりにも悲しいことではないか。もう一つ、「好奇心を失うな」といいたい。”
“まったくおもしろくない職場でも、考えよう・使いようによっては有効に活かすことができるし、また、そうすることができる人は世の中で放っておかないという好例といえるのではないだろうか。どんな環境になっても生きられる。”

成功するまでやってみよう!

「仕事は遊びの延長」という斬新な考え方。モノは考え様。視点を真逆に変えたら、今まで見えなかったモノが見えてくる。例えば、クレームを言ってくるお客様。自分の価値観と相容れないお客様と話す時。嫌な気持ちだけで会話するのではなく、多様な価値観を身に付ける訓練だと新しい視点を持ってみる。いっそのこと「役者・俳優」になった気分で、別の人格を持った人間として会話する。様々なお客様と会話することで、人間としての幅を大きくする。絶好のチャンスと捉える。普段は「A」という性格であれば、「B」という性格で人に接してみる。すると案外馬が合った、ということもあるかもしれない。なかなか面白そうではないか。

“何もヨーロッパまで行かなくても、近くの広場やたんぽのあぜ道が大きな感激の源になる。子供たちは朝顔という静の世界、普通の人という平凡な剌激的でない出会いにも充分感動できるからだ。”

成功するまでやってみよう!


今、このブログを書いている日にちは「2024年4月30日(火)」GWの中日。連休=旅行に行くだけが楽しみ方ではない。わざわざ遠方まで出掛けなくとも楽しみ方は幾らでもある。お金を掛けなくても楽しむ方法は頭を捻れば幾らでもある。近所を散歩するだけで、色鮮やかな草花を見つけて幸せな気分になれる。普段とは違うレシピで新作料理にチャレンジする。積読本に手を付けて読書に耽る。わざわざ人混みに飛び込む様に出掛けなくとも良いのだ。

“物事は、常に、表がおもしろくなさそうに見えれば裏にはきっとおもしろいことがあり、表がいいように見えれば裏には不幸が待ちかまえているものである。だから、いまの状況が悪ければ、それを裏返して考えてみる。これを私は逆発想というが、この逆発想をすることによって何か自分にプラスになるものが見出せるのである”

成功するまでやってみよう!


どん底の気分の時こそ、逆転の発想で考える。人生はコインの裏表のよう。沈んだ考え方しかしなければ、そのまま人生は底に沈んでゆくだけ。限られた人生の中でどれだけ楽しむことが出来るか。結局、楽しんだ者勝ちに決まっている。人生をゲーミフィケーション、シミュレーションゲームとして捉え直すと面白そうだ。

“自分のほうに問題意識があったり、過去に経験があると、活字がたくさんならんだページへ目をやった途端、重要なところにパッと目がいくものである。好きな歌手が結婚するというアナウンスがあるとパッと耳に入ってくる。”

成功するまでやってみよう!


実のある読書法について。まずは問題意識を持って本を読み始める。「自分は何でこの本を読もうと思ったのか」この事を意識することで本の何処を読んだら良いのかが分かる。目次を見渡して、フックに引っ掛かる部分を先に読む。一冊の中で、ほんの僅かでも身になれば御の字。(数ページでも)目的意識のないまま本を読むのは時間の無駄遣い。時は金なり。本の中からエッセンスを抽出できる様になれば沢山の本を手にして読むことが出来る。

“味の素の容器が現在のふりかけ式になる前は、耳かき状の小さじを使うようになっていた。売り上げ促進法について、社内からアイデアを募ったのだが、普段はほとんど目立たない社員が、「穴のあいた中ぶたをつけ、ふりかけ式にすると便利だと思うのですが......」と遠慮深げにいった。結果的にはこれが採用されて、どんな料理にも簡単にふりかける習慣がつき、売り上げは飛躍的に伸びたのである。”

成功するまでやってみよう!

一社員の何気ないアイディアが企業ブランドを築き上げたエピソード。どんなアイディアが化けるか分からない。固定観念に縛られず、柔軟なしなやかな考え方が必須。常日頃からアンテナを張り巡らせる。普段の生活の中で少しでも「不便だなぁ…」と思ったら改善策を考える。腰が重いままにならない様に、すぐ動けるようにしておく。思い付く事があったらすぐメモをとる。

他にも引用したい文が沢山あったのですがとてもじゃないけどキリがありません(苦笑)
今回はここでブログを締めます。
読んだだけで終わらせずに、行動に移していきます!

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