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第6回公判

今回も朝から晩まで証人尋問でした。

午前の部は元の職場から2名。
ひとりは会社側、ひとりは私の味方である元部下です。

会社側証人は偽証の嵐。
よくもまぁ、ありもしないことをそこまで言えるな・・・といった展開に、我々も唖然。最終的には、相手側の証言における矛盾点を突いて終了。
おそらく裏で何かあるのでしょう。向こうは保身で必死です。

反対尋問を行う中、そこまで事実と異なる証言をされるとは夢にも思っていませんでしたので、公判は予定を変更し一時中断。今日も荒れた展開です。

この偽証に対する証明を行う必要がありましたので、裁判官から時間を頂く許可をもらいました。私の元部下にもその悪意ある証言に引きずられないよう、あらためて尋問内容についての確認を行いました。こちらは問題なく終了。裁判官も尋問に対する答えに対して頷いてくれてました。少し安心しました。

それにしても一体、会社側証人の意図は何だったんでしょうか。

きっと、私を犯人と決めつけてしまったばっかりに引っ込みがつかなくなってしまったかもしれませんね。とはいっても、偽証行為は許されるものではありません。

午後からは科捜研の証人尋問でした。

こちらは科学的内容が専門的すぎて、聞いている私にとってみれば何のことやらさっぱり分かりません。

結論としては「証拠」として成り立つことを先方は力説していましたが、本当かどうかの判断ができません。裁判官からもそんな感じが伝わってきていました。3人の裁判官も再度、方針の確認をするため尋問終了後に合議されていました。また、この科捜研からの証拠を採用するか否かについて刑事訴訟法に基づいた違法行為であると弁護士先生は異議を申し立てましたが、こちらは却下。そんなやりとりがある程、難しい証人尋問でした。

次回、被告人側から某大学の研究者をお招きして、そのあたりの反証をする予定です。

さて、次回で一旦証人尋問は終了し、舞台はいよいよ被告人質問です。

何を聞かれてもありのままを答えるだけですが、私が勾留されていた時に担当刑事から受けた取り調べは怒鳴るなどの強圧的行為のもと行われていました。これを供述証拠として扱うのかどうかが争点となりそうです。

引き続き、頑張ります。

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