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NO.19「あるくみるさがす」富士山を見上げながら歩く道、御中道とは(2023年7月下旬)
富士山の頂上に登ることを目指す人もいれば、富士山は眺める山だと決めている人もいる。
私は苦行のような辛い体験はいやで後者に近いが、正確には富士山を眺めながら歩きたいというグループになる。それでも富士登山に興味がないわけではなく、その一部や雰囲気だけでも楽しみたいという気持ちはあった。
そう考えている人は結構多いのではないかと思うが、そんな人にピッタリのコースを今回体験してきたのでその感動とともに紹介する。
以前より富士登山の一部でも体験するプランとして、例えば、五合目から六合目までの短い区間を部分的に歩くのがいいのではないかと勝手に想像してきた。登りで1時間程度の登山体験はちょうど手軽でいいと思ったわけだが、今回その区間を初めて歩いてみて正直つまらないものだった。
頂上までのメインコースなので人が途切れることなく多く、五合目から上は森林限界を超え、だんだんと岩だらけになり、雲に覆われていたので上も下も何も見えず、黙々と歩くだけになってしまった。
それと較べ、今回同時に歩いた「御中道(おちゅうどう)」は、同じ1時間のウオーキングでも期待を遥かに超えたすばらしいコースだった。
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そこでは数珠つなぎの行列などは全くないどころか、他の登山客にはほとんど会わなかった。
花や緑がきれいで文字通りルートに花を添えた。
アップダウンがあまりない平行した歩道で、敷石が引かれているのでだれでも歩きやすく初心者や高齢者にも勧められる道だ。
途中休憩や眺望を楽しむためのベンチなどが置かれていてゆとりを感じる。
そして富士山の頂上までの風景が目の前に大迫力で迫ってくる。
写真を見ていただくと百聞は一見に如かずだろう。
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「御中道」は、富士山の五合目辺りを一周する古道で、現在は、御庭からスバルライン五合目の1時間程の区間しか歩くことができない。大沢崩れを是非見たいという目的で今回来たが、そのコースが閉鎖されていて、逆方向に歩いたところがこのルートだった。
ほとんどの人はスバルライン五合目から頂上に向かって歩いていき、こちらには来ない。本当にもったいないものだと感じた。
実際のルートとしては、バスで行く場合は、スバルラインの御庭バス停で下車して、スバルライン五合目に向かって歩いていくのがよい。その方が帰りのバスが拾いやすいだろう。
富士山を眺めながら歩きたい派に一押しの道だ。
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