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salesforce Tips:レポートで着電率、商談獲得率を表示したい。

インサイドセールスにおいて、接触回数(コール件数、メール)などの合計から実際に顧客と会話ができた回数や商談設定ができた回数などを元に
割合(率)を出したい

レポートではそれぞれの回数は表示することは容易かと思います。
ですが、率となると一手間必要なポイントと思われます。

そこで自分は結合レポートを作成することにより実現ができました。

https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.reports_joined_create.htm&type=5

salesforceヘルプ

レポートタイプを選択した後、レポート作成画面にて結合レポートに変換するために、レポートビルダーの左上隅で [レポート] | [結合レポート] | [適用] をクリックします。

そうしたらすぐさま [ブロックを追加]します。これにより一つのレポートの中に複数のレポート が作れるようになり、これが[結合レポート]となります。 

作成するレポートはここでは「架電件数」、「着電件数」、「商談設定件数」とします。今回選ぶレポートタイプは全て「活動のレポート」として
作成をします。

必要な項目は見辛くなると思うので[会社名]と[応対メモ](種別:着電、不在、など)だけで良いと思います。ただ、[日付]でグループ化しておきたいと思います。

[検索条件]でそれぞれの日付(抽出期間)は条件を揃えておいて、
「架電件数」、「着電件数」、「商談設定件数」などそれぞれだけを抽出するために、それぞれの応対メモを設定します。

そしてここから少し大変になっていきますが、[アウトライン設定]に戻り列項目のレポート名右側の▼を押して「クロスブロック集計項目を追加」を押します。ここで3つのレポートを作成しましたが、商談設定率を元にお話したいと思います。

「クロスブロック集計項目」の基本は四則演算(+-*/)ができれば使えます。どのような公式になるか考えてみましょう。

商談設定率を求めるためには
着電からの商談設定数であれば「商談設定数/着電率」
全体からの商談設定であれば「商談設定数/全体」
で求められると思います。
ここでは着電からの商談設定数にします。

よって編集画面の項目では「A:商談設定数(として作成したレポートに表示された合計)/B:着電数(として作成したレポートに表示された合計)」
となり、選択する項目はA[#レコード件数]/B[#レコード件数]が正解となります。
つまり、単純に合計/合計になり数式を突っ込んだら
「??RowCount/??RowCount]と表示されますね。

正しく表示されれば実行し、一番下の「詳細行」のスライダーを表示オフにすれば最終的にこのように表示されると思います。

トータルアクティビティ>架電件数>着電数(率)>商談設定数(率)

という形式で出しました。


皆さんも是非試してみてください!


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