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土地の記憶をたずねて...蛇口の改革開放博物館

(この記事は以前Mediumに載せていたものを練習のためにnoteに移行しました。この2018年は確か3回深センに行ってます。)

槇文彦の手になる 深圳海上世界文化艺术中心に行ってきた。ここは深センの中でもフェリーの発着や超高級マンションで知られる蛇口と呼ばれる地域にあり、深セン中心部からは地下鉄で西に40分程の場所。
海上世界という商業エリアも含んだ巨大な再開発エリアだ。

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海上世界文化艺术中心はその中でも核となる文化施設で、主にアートや教育にフォーカスした施設だ。英国外で唯一のVictoria and Albert Museumも入居しているし、ワークショップを行う子どもたちも出入りしていた。
ここでの収穫はたまたま3階で見つけた中国改革開放蛇口博物館だ。ここでは深センの中でも最初に開発されたこの蛇口地区の改革開放の歴史を紹介している。その展示のほとんどは最初の進出企業である三洋電機(蛇口三洋)の功績を並べている。

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その後、三洋は南山地区にも進出してその周辺にTCLなど地場のメーカーが育っていくのである。展示の半分以上はこの三洋の工場に関連し、労務管理や社内活動にもスポットがあてられていた。まさに「最初に井戸を掘った人を忘れない」ということわざを思い出させるものだった。

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この地域開発の土木工事で使われたシャープのポケコンも寄贈品として展示されていた!

この地区には三洋電機の旧工場をリノベーションしたカフェやギャラリーもあって、わざとSANYOの看板も残していたりする。それっぽく作った老街よりもよっぽどセンスあるし、リスペクトにあふれているのがいい。

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訪問した翌日には「旧三洋電機の従業員が記念集会 中国深セン、改革開放40年で」という記事も。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018102101001993.html



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