陽の光を浴びて
陽の光を浴びる木々から、活力をいただく。
木の幹を見れば、木の具合はわかる。
夕陽を浴びる木肌の色艶を見る。
美味しそうなら間違いない。
そんな木々を見ているだけでもよい。
目の保養になる。
ある時は、自分も木になる。
木の前に立って深呼吸を繰り返す。
体中に木の活力を満たしていく。
体に取り入れた活力は、空の向こうへお裾分け。
すると自分も木になれる。
繰り返しているうちに、木から気へ溶け出していく。
もはや自分は消え失せてしまった。
空の向こうにから自分を眺める。
いつの間にか、元気を取り戻していた。
散歩道の木々には、いつもお世話になっている。
去年にしてもそうだった。
永く生き続けてくれるのを願うばかり。