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すごく身近に潜んでいる田舎ヤクザ

田舎のおんちゃん(平戸では「おじちゃん」をこう呼ぶ)やおばちゃんにはこれまで散々やられてきた。もちろん「一部」のね。

契約書の破棄など何とも思わない

空き家を見つけて、家主さんと賃貸の交渉をし、何とか借りることに成功。

田舎では不動産屋が入り込んでいない空白地域が多数あり、家を借りることも一苦労なのだ。

いざ事業を起こそうとトイレや浴室、生活導線の改修を行い、さぁぼちぼち次のステージ(宿泊施設化)かと考えていた矢先、家主さんから連絡。

「親戚が使いたいらしいから、申し訳ないけど出て行ってもらえる?」

おいおい、マジか・・・

おまけに入居時に約束した粗大ゴミの処理までやって出て行けと。本気?

確かに約束したけど、そんなことよりも重大な約束を破ろうとしておいて、平気でそんなことまで言える神経の図太さには恐れ入った。

もちろん契約書は取り交わしているし、法律上出て行けねばならない理由もないことは承知している。

だけどさ、ここで正論ぶちかまして押し通したら後が怖い。

「これだから都会の人間は…」なんて有名なあのセリフを生で聞くことになりそう。

それだけはマズい。噂が回ったらここで生きていけなくなる。

きっとそれを恐れていることは知っているはず。だからこんなことを平気で言えるのだろう。

結局、その1ヶ月後に出て行くことになった。もちろん取り替えた新品の洗面台やトイレはそのままに。

くやしいから粗大ゴミの件だけは免除してもらったけど。

精神的な損害はプライスレス。


飲酒運転を強要

田舎で飲み会といえば、いわゆる「宅飲み」が基本。

要はその日のメンバー誰かさんの家にお邪魔するわけだ。

旦那はいいよ。けど、お母さんは大変だと思う。

長崎は男尊女卑が深く根付いている地域であり、田舎に行けば行くほどその傾向は顕著になる。

飲み会が決まった前日から迎えるための料理や酒の準備、当日だってもちろんお接待があるわけで。ゆっくりみんなと飲むなんてあり得ない。

ま、この件は追々記事にしていこうと思っている。

ある日の飲み会が終わった頃、隣のおんちゃんが聞いてきた。

おんちゃん「お前はここまでどうやって(移動手段)来たと?」

オータ「車ですよ。もちろん置いて歩いて帰りますけどね。」

おんちゃん「俺は帰るから(車で)送っていけ!」

オータ「それはマジでやばいっすよ。勘弁してくださいよ。」

おんちゃん「ここでは意識がはっきりしていれば飲酒運転にならん!」

もうベロンベロンに酔っているから言い出したら聞かないし、言っていること自体がもうめちゃくちゃ。

結局どうしたかって?行くわけないでしょ。

けど、気の弱いヤツなら押し通されてるような気がする。

田舎暮らしはこういう時の強い意志も必要。


組事務所が平戸に開設?

宿泊施設の2号店を開業するために借りた空き家。

しばらくすると家主さんから連絡が入り、こう聞かれた。

「噂で聞いたんだけど… ヤクザの事務所作るって。違う…よね?」

周辺にバラまいても大丈夫な噂と、そうじゃない噂、あるでしょ?

区別つかないんですかね?

なんか悔しいので調べてみたら近所のAさんが容疑者として浮上。

どこの馬の骨ともわからない人間が宿泊施設を作ろうとしているって!?

治安が荒れるのは避けたい。よし!追い出そう!とでも思ったのか?

田舎に限った話じゃないかもしれないけど、今時のヤクザでもこんな姑息なマネはしないよ。

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