見出し画像

最近本当によく聞くフレーズ
「なんでそんなに生き急いでいるの?」
「なんでそんなに働くの?」
「なんでそんなに…」
「なんで…」

そんななん!俺!?ここまで同じようなことを言われ続けると考えますわ、さすがに。

①確かにいつも忙しいです。
②確かにいつも仕事のことを考えています。
③確かに家庭を多少?犠牲にしています。
④確かに趣味の釣りが趣味でなくなりました。
⑤確かに最近は体調がよろしくありません。

①平戸に来て早7年。「平戸で生きていかねば!」と協力隊を辞めてからの毎日はそれはそれは必死でした。見知らぬ土地で生きていくことがこれほど大変なことなのかと毎日考えていたものです。
最近でこそ本当に有り難いことに方方からお仕事に関するお話をいただいたり、こちらから提案すると「お、いいね!やりなよ!」って言ってくれたり。協力隊を辞めてからのクセで、その案件一つ一つ自分なりに真摯に向き合っているとどうしても抱えている案件が増えてしまって忙殺される。人生とは皮肉な一面もあるものです。

②小さい城ながらオータも会社の社長で一国一城の主です。その城を取り仕切る女将さんたちも何人かいますので、当然日々の食事や反物などを買い揃える給金が必要です。誰がそれを用意するのか?って決まってますよね。
「一棟貸し平戸」も例に漏れずコロナの影響は受けています。給付金の申請を満額で請求しても足りないほど。それでも出来るだけ期待には応えたいと頑張ってきましたけど、正直言って、最近ちょっと疲れてきたのも本音です。

③カミさんにもすごく負担をかけていることはわかっています。「会社のため」と言い続けるオータ、「会社のため」と無理やり飲み込んできたカミさん。いや、フォアグラよろしく無理矢理飲み込ませていたのかもしれないです。
このままだとカミさんの肝臓も限界を迎えるでしょう。そして気がついた時、カミさんは会社という見えない魔物に食べられ、残されたオータただ一人平戸の一軒家にポツン…みたいな。

④この数年をふと振り返ると腹の底から笑った記憶がありません。毎日見えない何かに追われています。気晴らしに釣りに行こうと考えたことももちろんあります。しかし「そんな時間があるなら…」と頭のどこかで考えてしまい、あれだけ楽しんでいた釣りを、横浜にいた時は年200日は行っていた釣りを、今はまったく楽しめないものにしてしまいました。

⑤男も40の半ばになると身体にガタがくるものです。平戸の先人たちからもよく聞いています。オータ、ストレスを見せないためにいつもなるべく笑うよう気がけていますけど、たぶん、いや間違いなくストレスを溜め込んでいるんでしょうね。最近は特に身体の内部に「おかしいな」と感じることが多くなりました。

ここが人生の進むべき方角を修正する時なのかもしれませんね。なにより大事なカミさんのためにも真剣に考えてみようと思います。

いいなと思ったら応援しよう!