豊島区で気になる3つの政策の3つ目は「女性にやさしい街づくり」。この場合の女性はママなのか?独身女性なのか?定住者なのか?交流人口なのか?埼玉県の若い女性を抜きに。豊島区の未来は語れないのではないだろうか?
私は現役商業者です。そしてキャリア24年目の経営者です。
政策思考はあるものの、基本ビジネスについて考えることが多いです。
その視点に立つと、どうしても意識する層が若い女性です。
私の商材も若い女性がターゲットです。
豊島区の気になる政策3つ目「女性にやさしいまちづくり」について。
https://www.city.toshima.lg.jp/395/kuse/scope/archive/ff.html
これもかな。
https://www.city.toshima.lg.jp/toshimanow/index/fcf.html
「女性にやさしいまちづくり」に自体は、
日本全国いろんな自治体が目標にしています。
珍しいものではありません。
これは2014年に民間団体に
消滅可能性都市に認定されてかから、
豊島区は若い女性の定中に力を入れた。
2010年~2040年にかけて、 20~39歳の女性が50%以上. 減少すると推計された自治体。
これが消滅可能性都市と名指しされた由縁。
独身女性や若い奥さんの人口が減って子供が増えないから消えるというロジック。
ジェンダーレスの時代に、こんな仮説いいのかとも思いますが、
実際に男女に性差があるのも事実。
若い女性がいなくなったのは「転入人口の減少」が最もな理由だったそうです。
豊島区で生まれた女性が他区などに引っ越すか、
転入したきた女性がまた他区に引っ越すか。
解消するために保護庫としたのは、子育て層へのサポート政策。
保育園の新設、公園の整備、保育園待機児童ゼロを実現して、
すべての区立小学校で夜7時までの学童保育の実施などでを実現したそうです。
つまり若い女性=ママです。
独身の20~39歳の女性にはあまり関係しないと思われます。
私はいつも日本全国的に独身女性に対するサポートが少ないなと感じています。
豊島区の消滅理由は「転入人口の減少」となっています。
他区や他県から豊島区に引っ越してくる人が減ってきているのです。
以前にも紹介しましたが豊島区の人口は約29万人。
池袋駅の1日の乗降者数が約260万人で世界第2位。
この260万人の多くは埼玉県民だと思う。
同じ副都心の中でも渋谷や新宿と最も異なる点です。
埼玉県の若い女性が毎日100万人以上豊島区に通っているかもしれない。
鳥取県2つ分です。
池袋のお店で女性店員さんと話す機会があって、
埼玉の話題になると自分も埼玉県民であるなんて話もよくあります。
池袋で働く女性の8割が埼玉県民なんて話をする、埼玉女子もいました。
埼玉県池袋市と呼んでいるそうで、
映画「翔んで埼玉」でも、池袋は埼玉の植民地などという表現もあります。
渋谷は、神奈川県から都内に入っての最初の副都心ですが、
渋谷は神奈川のものだなんて言いません。
埼玉県と池袋の関係は本当に特殊です。
この昼間人口には豊島区の投票権がありません。
当然埼玉県民ですから。
豊島区や池袋が、行政区分を超えて埼玉女子にアプローチするのはタブーなのかもしれません。
この辺りの資料がないので探してみます。
以前の埼玉県知事選挙で、ある候補者の第一声が池袋駅前でスタートした際にはニュースになっていました。
行政区分を超えての選挙活動は珍しいからニュースの扱いが良かったのかもしれません。
池袋駅に埼玉県民がたくさんいる前提ですね。
豊島区の有権者ではないけれど、豊島区の昼間人口なのが店舗関係、
商業関係者の皆さんです。
豊島区発祥で豊島区に本社がある店舗は少ないでしょう。
それでも豊島区内で営業すると
◉法人事業税
◉特別法人事業税
◉地方法人特別税
◉法人都民税
◉固定資産税
◉都市計画税
◉不動産取得税
を豊島区に支払っていることになります。
それでも豊島区の選挙で投票権はありません。
これらで働く埼玉県民女子も多いのでしょう。
つまり、100万人の埼玉独身女子が豊島区に期待することが、
あまり反映されていない。反映するすべがない。
反映するつもりが弱い。反映させる必要もないのかもしれません。
住んでいないからどうでもいいのか。
住んでもらうために工夫すべきか。
単純に家賃補助などがあると思いますし、
結婚してもそのまま豊島区に住んでもらえるような政策があってもいい。
結婚したり、子供ができたら、
家賃の安い川口市や戸田市に引っ越すパターンもあるでしょう。
埼京線は終電が早いそうです。
池袋で働いて、豊島区内に住みたい埼玉女子もいると思います。
29万人の住民も大事。
260万人の中間人口も大事。
こんな昼間人口のある都市はないのですから、
いろいろ考え所はあると思います。
また資料を探してみたいと思います。