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【ルーンテラ】目覚めし者たちシーズン振り返り

こんにちは、keihです。

非常に残念ながら今期はSTの出場権を獲得できませんでしたが、取り組み方が自分に合っていなかったのが分かったので良かったです。

今回は、自分に合わなかった取り組み方を紹介し、シーズン途中にうまくいっていたときの取り組み方とデッキを紹介します。自分は平日は多くて10戦程度、休日でも20戦程度回せるような状況(時間に換算すると平日1時間半程度、休日3時間程度)ですので、近い形でルーンテラをプレイしている方の参考になれば幸いです。


上手くいかなかった取り組み方

Tier0~1のデッキを長時間回す

今期はナミリー・シンやTFナミ(アイオニア)、アクシャンリー・シン等のアイオニア軸のデッキが非常に強く、パッチ3.16以降は自分もこれらのデッキを使ってラダーを回していました。これらのデッキはTier0~1辺りの強いデッキであるのは確かでしたが、個人的には使いこなすことができず、せいぜい勝率55~60%しか出なかったです。仮にシーズントーナメントに出れたとしてもアイオニア軸のデッキでは勝ち切ることが難しかっただろうなと思っています。

また、すでに多くのプレイヤーが使用しており、練度の差が勝負を分けるようなデッキを自分くらいのプレイ時間でトップレベルで使いこなすのは正直厳しいということが分かりました。

このシーズン以前からわかっていたことですが、Tier上位のデッキほどうまいプレイヤーがこぞって回しているもので、ランク上位に食い込んでいるdangoさんやpisukaruさんのように1日に50戦といったレベルで回せる時間と体力がないのに、同じようなプレイ戦略を取るのは悪手だと思いました。少なくとも自分には何時間も集中してラダーを回す体力はないので、今後はこの方針でプレイすることはないだろうと思います。


統計サイトで結果が出ていたデッキをそのまま使用する

Master Tracker等の統計サイトは非常に便利でルーンテラをするときはいつも使っているのですが、単純に統計サイトで勝率が出ているデッキを使用して何度もLPを溶かしていたのは悪手だったと思いました。

多くの統計サイトでは期間を区切って勝率を見ることができ、特に24時間以内の勝率は直近で勝っているデッキを探すのに重宝します。カタリナヤスオはこの方法で見つけたのですが、ラダーで使うデッキとしては自分が見つけたタイミングでは適していなかったと思いました。

その瞬間勝っているデッキがなぜ勝っているかをきちんと理解しないまま(あるいは仮説を立てないまま)使用してしまっていたのは悪手だったと思います。勝っているのはそのデッキにパワーがあるからなのか、そのとき使用率の高かったデッキに相性が良かったからなのか、別に理由があったのか把握し、自分なりに消化しておくことで、BO3での正しいデッキ選択にもつながると思っているので、何も考えずに勝っているデッキを選択するようなことは減らしたいです。


「Tier0~1のデッキを長時間回す」「統計サイトで結果が出ていたデッキをそのまま使用する」これらの2つを上手く機能させるには、大量の対戦回数が必要で、私くらいのプレイ時間と集中力で実行するのは無理があったと思います。また、シーズントーナメントのようなルールでは、Tier0~1のデッキは大体不利デッキと戦わされるので、不利デッキに対する練度を上げる意味ではよりプレイ時間が必要かもしれません。個人的には、よっぽど時間をかけられる人以外は、上記のプレイ戦略で勝ち続けるのは難しいだろうと思いました。


今期楽しかった・上手くいった取り組み方

ではどういった取り組みが「個人的に」上手くいったかというところですが、自分の考えに基づいてデッキを組み、回して、デッキを育てるような過程を踏むやり方が非常に上手くいきました。

メタ外のデッキですが、アニビア単を個人的にたくさん回していました。アニビア単は昔からあるデッキですが、暗黒の刻でアニビアを多数復活させて盤面を制圧することをメインの勝ち筋にしているため、アイオニア軸のデッキには構造上、非常に不利でした。

そのため、今期のようにアイオニアが環境を占めているもとでは厳しいのは目に見えていたのですが、アイオニア軸以外のデッキでは、ノラハイマー(SI)、TFスウェイン、フィオラパンテオン、アニージンなどで、実はそこそこやれるのではないかと思っていました。

そこで、「アイオニアにも戦えるアニビア単」が作れたら面白いんじゃないかというモチベーションで、アニビア単を作って調整していたところ、150 LPくらいまではいけました。何より自分のデッキを作っている感が非常に面白かったです。

シーズントーナメントのことを考えると、結局、シャドウアイル構成はアイオニア構成にきついだろうと考え、自分もTFナミやアクシャンリー・シンを握り始めてからLPは下がっていってしまったので、そのままアニビア単で遊んでいればよかったと思ったわけですが。。


実際に作ったアニビア単はこんな感じです。

このデッキは結構よくできたなと思います。細かいところは省きますが、これまでのアニビア単と大きく違うのは、アニビアの復活を暗黒の刻に頼りきらず、永遠の踊り手によるオープンアタックで何度もアニビアを復活させるようにしている点と炉床の贈り物によって回収できるユニットを3種類に絞っている点があります。

永遠の踊り手はグウェンが出たシーズンからいましたが、その頃はアニビア単のデッキパワーが低くあまり使用されていませんでした。単純にハロウドが無いとレベル2アニビアが復活しないのもかみ合っていませんが、炉床の贈り物から永遠の踊り手を引いてくれば4/7になるのでレベル2でも復活します。

そもそも永遠の踊り手はエンライト前に6マナで置くことができ、7ラウンド目に4マナ残せて絶望の嘆きや雪崩を構えられるのがいいです。絶望の嘆きはライフを犠牲にユニットを確定除去でき、回復できる炉床の贈り物や凍結する吹き荒ぶ風との相性も良いです。

炉床の贈り物はなぜ今まで使われてなかったのかというくらいのパワーカードなので、他のフレヨルドデッキにも入って良いと思います。このデッキでは、アニビアを引いて凍結札を用意したり、アニビアの復活札を準備できるため、実質アニビア確定サーチになります。


このように暗黒の刻以外の復活を安定して用意できるため、アイオニア軸のデッキにもある程度戦えるようになりました。あくまで「ある程度」で、ナミリー・シンにはせいぜい4~5分、アクシャンリー・シンには5分程度だと思いますが、そもそも他のデッキには有利になる前提でアイオニア軸のデッキにも5分でやれるなら十分だと思っています。


この「アイオニアにも戦えるアニビア単」を考えている時間はだいぶ楽しく、カードゲームはこうやって楽しむものだったなと思い出せました。

カードゲームではすぐにデッキの情報が飛び交いますが、現在のルーンテラには環境の波に晒されながらも自分なりに勝てるデッキを考える余地が残されていてよかったと思います。


今回うまくいっていたときの取り組み方は、万人に当てはまるものではないですが、自分なりに長く続けやすいやり方を見つけるのが、競技的にも、そうでなくても長く楽しむコツかもしれません。私にとっては、デッキをコンセプトから考えて、調整して、ある意味デッキを育てていくことでした。


Worldsへの参加権はないと思うので、次のシーズンはあまり競技的な楽しみ方はできないですが、セラフィ―ンは面白そうですし、ノクサスに軽めのストライクが追加されたりと、個人的に楽しみな要素もあります。シーズントーナメントがなくプレイヤーが減りそうなのと、相変わらずナミやアイオニア軸のデッキが強そうなのは気になりますが、、、


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