アイスクリームメーカー
3年ぐらい前に、アイスクリームメーカーなるものを買ってアイスクリームを自前で作るのがマイブームだった。
アイスクリームメーカーは、3000円ぐらいで売っていた簡単なものだ。アイスクリームを作るためのボウルを冷凍庫であらかじめ凍らせておき、その中に入れた生クリームや牛乳などをモーターで回転するかくはん機でかき混ぜてアイスクリームにするという仕組みだ。
仕組みは簡単だが、なぜか自分で作ったアイスクリームが実に美味しい。市販のアイスクリームを食べる気がなくなるぐらい美味しい。しかも、材料を自分で選べるので、砂糖を入れずに人工甘味料で作って、糖分控えめいにすることも可能だったり、ときにはヨーグルトを入れてアレンジしてみたり、ある程度の創造力を働かせてアイスクリームを作ることができる。
しかし、最近アイスクリームを作らなくなってしまった。別に飽きたのではないのだが、肝心のアイスクリームメーカーのかくはん機の蓋の部分が、使いすぎのせいか割れてしまい、材料をかき混ぜる際に自力で蓋を押さえなければ使えなくなってしまったのだ。
まあ、これは本体の値段を考えれば仕方ないことだ。買った当時は毎日アイスクリームを食べていたので、本体のつくりと耐用年数(そんな概念ない商品だと思うけど)を考えれば、よく働いた方だと思う。
で、ここからが本題。最近またアイスクリームを作りたくなってきた。要するに新しいアイスクリームメーカーが欲しくなったということだ。もちろん、今度は割れない頑強なものが欲しい。そんな物欲が頭をもたげてきたのだ。
実は、ネットを探すとすぐに見つかるのが、フードプロセッサー等で有名なクイジナートブランドのアイスクリームメーカーだ。何しろ値段が違う。2万円台から6万円台まで幅はあるが、一様に高級品だ。特に、値段の高いものになると、アイスクリームメーカー自らが冷凍機能を持っていて、中のボウルを冷凍庫で凍らせる必要がない。これが重要で、大きなボウルを冷凍庫に入れると、それだけで我が家の小さな冷蔵庫は、食材を入れるスペースが圧迫される。これが非常に問題だった。しかも、そのボウルやかくはん時の回転部分が頑強に作られているため、簡単には割れたりしないようだ。こういうアイスクリームメーカーを買えば、長く使えるだろう。
問題は、なぜか日本のクイジナート公式サイトにはアイスクリームメーカーがラインナップされていないこと。ネットで見かけたものは、どれもが輸入品をうたっている。なるほど、日本人は自宅でアイスクリームをあまり作らないということなのかもしれない。そもそも、輸入品だから値段も高いのだろう。
まあ、値段のことは仕方ないとは言え、何か具体的なものを見て比較できないのはちょっと残念だ。できれば価格差のこと、昨日のことを比べて購入するものを決めたい。いや、まだ買うことを決めたわけではないのだけど。
こういうときは動画サイトで検索するに限る。きっと誰かがレビューしてくれているに違いない。それより、早く決心して買わないと、今年の夏も終わってしまう。アイスクリームの季節が去ってしまうではないか。いやいや、アイスクリームは冬に食べても美味しいものだ。慌てることはない。
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