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第119弾「カーネーション」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

119曲目はこれ。カーネーション。英語にincarnation(インカーネーション)って言葉があって、これは『化身』とか『生まれ変わり』って意味の他に『(キリスト教的なアレで)神が人の形であらわれること』って意味があります。母の日に贈る花はカーネーションだけど、それと何か関係があるのかな?ないのかな?ないとしたら、勝手にあることにしちゃえ!ということで、この曲を作りました。テーマは『永遠の命』です。楽しく作れました。

「カーネーション」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

僕の 宝物だったら 
今も 僕の中にある

やりたいことなら あるけれど
やらなきゃいけないことはない

あなたがいなければ今頃は 
変わらずにずっと橋のした

行きたい場所なら あるけれど
行かなきゃいけない場所はない

違う これは終わりじゃない 
違う はじまりだって ない
違う これは 恋では ない

ありふれた カーネーション

あなたが差し出した右腕は
僕たちを今も あたためる

言いたいことなら あるけれど
言わなきゃいけないことはない

僕らが生きてきた思い出が
僕たちの胸を 締め付ける

会いたいひとなら いる けれど
会わなきゃいけないひとはいない

違う これはウソでは ない
違う ふざけてなんか ない
違う これは 夢では ない

目の前に カーネーション

僕の 宝物だったら 
今も 僕の中にある

明けない夜なら ないけれど
枯れない花なら ここにある

Agapeというバンド名で活動するからには、キリスト教をもっと知りたい。そんな思いで、最近は三浦綾子さんの著作を読み返しています。いま、あたしは、横浜と熱海で「誰でも無料で使える家」というものをやっています。これは、教会ととても似ているのかもしれない。日本だったら、昔、佐藤初女さんが青森でやっていた『森のイスキア』も、似ている(ようでまったく似ていないかもしれない)。あたしは、初女さんほどできた人間ではないから、誰にでも愛想よくとか、は、できない。だから、誰でも来て大丈夫とは言いながら、毎日、それなりのトラブルに見舞われている。それなりのトラブルに見舞われながらも、活動を続けている。葛藤を抱くことも、摩擦熱で火傷をすることも、ある。愛とはなにか。許しとはなにか。そういうことを、性懲りもなく考えるし、全然答えは見つからないけど、興味が、ある。

生きていると「まじかよ!」みたいなひとと出会うことがある。人間、どうしても自分と似たような人種と固まる傾向があるから、これまでの人生で出会ったことのない人種に触れると、ある種の危険信号が明滅して「こいつはやばい」となり、排除する方向に向かう。あたしも例外ではなく、あ、これはやばいかもしれないって思うと「あのー…」とか言いながら、警戒をはじめる。でも、その裏側では「同じ人間じゃないか」とも、思う。誰でも来れる家をやるってことは、精神的な修行感がある。いいことも、悪いことも、一人暮らしの百倍はある。端的に「それが面白いからやっている」と言えばそれまでなんだけど、自分自身がすごい問われる。誰かを排除したくなったとき、おい、お前にそんなことをする資格はあるのか、という問いが生まれる。いま、目の前にいる人間は、もうひとりのお前かもしれないぞ、と。

三浦綾子さんはクリスチャンで、彼女は「神様は、不必要な人間を作るほど愚かではない」と言う。この言葉に、あたしは、胸を打たれている。わかる。そうだと思うし、そうであって欲しいと思う。だから、たとえ、仮にいまちょっと変なことになっているひとがいたとしても、決して『いない方がいい』ということではない。このことを、表面的な言葉ではなく、リアルな対面の場でやりとりできたら最高なんだけど、全部がうまくいくわけじゃない。追い詰められたひとは、他人のこころを思いやる余裕がないことが多いから、こちらの度量が超絶問われる。深夜の来訪とか、深夜のラインとか、深夜の電話とか、もう、半端なく問われる。熱海の家でも、家にあるものが壊れてたり、ウヘヘーイここは誰でも自由に使える家なんだろ、だったら好き勝手に使ってやるぜウキョー、みたいな人が来た時の、対応も問われる(自腹で修繕している時のいたたまれなさは、結構、感じるものが多い)。

問われまくっているばかりで、一向に答えは出ない。ただ、どうにかこうにか活動は続いていて、これをやっていなければ出会えなかった素晴らしい出来事があることも事実。優しいひとも無限にいて、料理や掃除をしてくれたり、救援物資をくれたり、家にあるものを大切に使ってくれるひとも、なんなら「公共料金、払っておきましたよ」なんて連絡をくれるひともいる。人が集まる場所には化学反応が起こるから、悩みを抱えてここに駆けつけたひとが、たまたま居合わせたひとの人生相談に乗ったことで「あなたにあえて本当によかったです!」とか逆に感謝されていたり、なんてこともある。こういうとき、あたしは、ああ、この家はあるだけでいいのかもしれない、とか思う。あたしができることは『空間』を用意するところまでで、そこでなにが起こるかまで、コントロールをする必要はない、と。たまたまタイミングが悪くて「ひどい目にあいました」って思うひともいれば、たまたまタイミングがよくて「今日は最高の1日になりました」ってひともいる。もう、それだけで,OK。あとは、常に門戸だけ開いていれば、誰にでもリベンジのチャンスはある。だから、あたしは「家にあるものは、できるだけ大切に使っていただけたらうれしいです」って、お願いをするだけでいいのかもしれない(と、自分に言い聞かせることで、精神の安寧をはかっています)。

そんなごちゃまぜの家で、8月17日に「ホシナナナイト!」という番組をやります。我らがAgapeのベーシスト・保科亮太さんに肉薄する企画です。動画配信も予定していますが、リアルタイムの参加者も絶賛募集中なので、時間のあるひとは(ごちゃまぜの家の見学がてら)是非、遊びにきてみてください。あたしは保科さんのことが大好きなのですが、なぜなのか、なかなか魅力が伝わらない(フォロワーが増えるどころか、減り続ける)保科さんの真骨頂に、迫りたいと思います。以下に、概要を転載いたします!!!!

説明が長過ぎて読まれない可能性があるので、先に概要を書きます(長年の勘)。

日時:8月17日(土) 夜7時〜9時くらいの間
場所:ごちゃまぜの家 大ホール
内容:「月に一回“7”の付く日に保科のコーナーを設けてはどうか」という話が浮上し、よし保科世界観を披露しよう、という勢いのあるバラエティ番組です。当日はツイキャスライブ、もしくはFacebookのライブ配信も行う予定です。

以下は、番組に寄せる想いが書かれています。気が向いた方はご覧ください。

【本当の詳細】
ピンポーン。
※注①まずはじめに、いつもに増して説明文が難解であることをご了承ください。コアなファンの方(いやいない?)、さらに強くツボを押していく内容となっておりますのでお気をつけください。

はい。
音楽活動宣言からちょうど半年、実際に練習を始めて五ヶ月が過ぎた保科亮太(31)。
神様のいたずらか、女性が髪を切ったことに気づくのは遅いけれど、手を挙げるのだけは早かったため、【Agape】というバンドの初期メンバーとして、いまや幅を利かせつつあります。
※注②女性への諸々については、本編でまとめてお相手します。

ベースというか、“音楽経験そのものがゼロ”(中学時に音楽の先生から拒否られたため)、という驚愕の状況から、常識的には三十路で曲がってはいけない方向へ、大きくドライブを決めてしまったのですが、それまでの人生的に、大変際どい日々を送っていたため、変に落ち着いていてミスがバレにくい、というのが特徴のようです。

そんな保科と面識のない人たちの中では、その人間性について、様々な憶測が飛び交っているので(ことにして)、ごちゃまぜの家の主(坂爪圭吾さん)から「番組をやってみてはどうか?」という有難い啓示を頂戴いたしました。

このような背景を踏まえまして、この度、音楽活動の傍ら、天からの啓示(むちゃぶり)を受けた保科が、『ホシナイト』という、ゆるキャラ、の名付け親である“みうらじゅん”さんに見た目を寄せたかたちで、彼についてああだこうだ語りながら、無計画に番組をスタートさせていく、という内容となっております。
※注③最近みうらじゅんにハマっているようです

コホン。
真面目に不真面目がモットーですので、どんな進み方になるのか蓋を開けてみないとわかりません。が、流石にいくつかトピックを挙げておいた方が親切ではないか、という内なる声に導かれまして、こんな話を膨らませていきたい、という項目を以下に記載しますので、ご参考になればと思います。

1.Eテレに出演することを夢みて『Aテレ』をはじめる
→坂爪圭吾さんをはじめ、バンド内でたくさん音楽を作っているので、「およげ!たいやきくん」とか「だんご三兄弟」とか「ピコ太郎さん」に続く一発を狙いたいという下心を、包み隠さず出していこうよ、という番組づくりになります。おそらく、アニメーションが鍵となるのではないかと睨んでいます。
※注④“A”については諸説つくっていきます

2.ポンキッキーズを超えることを夢みて『ネタづくり』をはじめる
→幼少期に“朝ドラからのポンキッキーズ”の見過ぎにより、その人格の大部分が形成されてしまったため、僅か15分で号泣できる純情的な要素と、「学校なんて行かないでドロップアウトしようぜ!」という叛逆的な要素が、カオスティックに入れ混じり、手に負えない大人になったことにより、ジャンルに囚われない何でもアリのことをどんどんやっていきましょうよ、という願いを込めている。
※注⑤本家はどちらも本当に素晴らしいです

3.新聞の人生相談のコーナーみたいな『天声人語』をはじめる
→三、四年前の夏に、人の一生分を丸ごと放送しようという無茶な発想で、本家に対抗しないかたちで【70万時間テレビ】という企画に挑んだ。その際に放送した「恋のカマ騒ぎ」的なコーナーで、“化かし家ほんま”というキャラがいい感じにハマった。司会としておカマ女子の恋愛について攻めたところ、結果的に自身の恋愛話を暴露するという内容がウケた。キャラに扮するということは不思議なもので、演じているのは自分なのに、あたかも自分じゃないかのように、言いたいこと何でも言えてしまう、という魔法があるので、またやってみたい。
※注⑥「ほんまさん」の出っ歯はわざわざ最寄りのドンキで購入して愛用していたが、後に滋賀県のセブンイレブンのトイレに置き忘れてしばらく凹んだ

やっぱりFacebookの告知文としては異様な長さになりましたが、以上が番組の大体の方向性になります。

ここまで読んでビビッときた方は、ぜひ当日ごちゃまぜの家にきてみてください。

8月15日(木)には、懲りないミニライブをやります!無料!来てね!

昨日は京都から遊びに来てくれた女性がいて、今日は岩手から遊びにきてくれた女性がいて、数日前から福岡のりゅーちゃんが長期滞在を続けてくれていて、最近は、滅法なごやかな雰囲気のごちゃまぜの家。布団の数や、部屋の広さに限りがあるために、宿泊希望のひとだけは事前連絡をもらえたら助かるのですが、立ち寄り程度ならいつでも大丈夫です。興味があるひとは、いつでも遊びに来てください。特段ルールの決められていない空間であるため「人間としての不文律」だけを大事にしていただけましたら、きっと、類い稀ない時間を過ごせると思われます。よろしくお願いいたします!押忍!

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

8月15日(木) 15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

8月17日(土) 19-21時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

8月24日&25日(土&日) 15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

8月31日(土) 13時@東京都新宿区四谷「シアターウイング」

9月9日(月) 19時半@東京都吉祥寺「曼荼羅」

○バンドプロフィール紹介

Agape(アガペー=神の愛という意味がある)

2014年2月14日。Guitar & Vocal の坂爪圭吾が、当時同棲していた彼女に振られ、振られた勢いをそのまま活かすかたちで、「ひとは家がないと生きていけないのか」という問いを持ちながら、定まった家がない状況で如何にして生きていくかという実験を開始。

その体験談を綴ったブログ『いばや通信』が、爆発的な人気を博し、結果的に日本全国、世界20ヶ国ほどに、トークイベントなどで招聘されるようになる。「とにかくやばいことだけをやる」というコンセプトに基づいた会社、【合同会社いばや】の代表としてブログや講演活動に専念するなか、“家を熱海に買ってもらう”というゴールを果たした頃に、会社が円満解散。

ホームをレスしてからちょうど5年後。2019年2月14日。イタリアはヴェネツィアで、ある女性を通じて「音楽をやりなさい」という啓示を受けた坂爪圭吾が、日本に帰国後、一日一曲の曲作りに邁進するなか、一人、また一人と毎月メンバーが増えていき、現在5人体制で活動している(今のところ全員無宗教)。

メンバーのほとんどが、“中学校の授業以来”という驚愕のバンド結成状況の中、「ド素人から成長していく姿を公開していくことが、自他共に勇気が出るのではないか」と開き直り、約半年で、およそ百数十曲の音源を作る。それらの楽曲は、「ジャンルはなんですか?」とカテゴライズされないために、様々な趣向が凝らされている。

メンバーそれぞれが、駄目なら駄目なりに、失敗したら失敗したなりの姿を晒していくスタンスで、“技術だけではない何か”を感じてもらえるような演奏を心がけている。

◯メンバー紹介

Guitar & Vocal の坂爪圭吾(34)音楽活動歴約半年で、毎日一曲のペースで創作し、百数十曲の持ち曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている。

Bass 保科亮太(31)音楽活動歴約五ヶ月で、「圭吾さんがギターで、ドラムは重そうだから」という理由でベースに挑戦。作詞も手掛けている。

Guitar 竹谷純平 (34)音楽活動歴約四ヶ月で、「誕生日が一番早いのと、唯一の長男だから」という理由でリーダーに抜擢。愛されキャラでありつつ、“アニキ”の愛称で親しまれる。ライブ時のMCと、エレキギターでのソロ演奏に注目。

Keyboard & vocal 稲村彰人 (26)音楽活動歴約三ヶ月で、仲良くしていた先輩たちに、半ば強制的にバンドに加入させられる。が、秘めていた才能が開花。その独自の世界観と歌唱力から、米津玄師さんに対抗しないかたちで人気を獲得している。

Drums 嘉向徹(28)バンド結成前から坂爪たちと親しくしていた、最後の精鋭。メンバー全員が「アガペーのリズム体になるのは、彼しかいない」と断言し、その登場を待ち続けていた。“ドラムというより、大地そのものを叩きたい”という独特の表現は、幼少期から海とさざ波の中で育った背景に起因している。音楽活動歴、堂々の0ヶ月で、初ライブに挑む。

◯バンドからのメッセージ

まずは「1年後、見ててください!」を合言葉に、Agapeを応援してくれているファンと共に成長していきたいと思っています。年齢的にはアラサーですが、まだまだ多感な我々Agapeの音楽を、ぜひリアルで体感していただけたら嬉しいです。


バッチ来い人類!うおおおおお〜!