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曖昧な話だけど聴いて

いつだったか、誰に聞いたかも覚えていないし
もしかしたら、寓話で読んだ話だったような気もするけれど
とても印象に残ってる話。
今まで心に留めてはおいたのだけれど
あまりにもおじさんが語るには恥ずかしい
内容のような気がして・・・。
でも、ここでなら良いかな、と思って。

そこは半日も藪を漕がないとつかない場所にあるらしい
ハート型の洞窟を滝裏に持つ場所。
そこには、たまに天使(もしかして妖精?そこも記憶が曖昧)が
降りてきてハートを降り注ぐらしい。
もしそこに恋人同士がいれば、愛がより深まり
幸せの絶頂でこの世を去れるとか。
もしそこに片思いをしている人がいれば
愛する人が滝壺の中に見えて
引き込まれて逝ってしまう、とか。

この話を聞いた時、最初は
いずれにしても幸せの絶頂が最後の感覚になるんだ
と思ったんだけれど
今はもったいないと思っているよ。

愛する人どうしなら、もっともっと
愛を深める事だって出来るだろうし
ケンカだってできる(ある種の愛情表現だからね)。
片思いの人だって、もしかしたら
相手が振り向いてくれる時が訪れるかもしれないし
そうならなくても自分には美しい思い出が残る。

やっぱり寓話だったのかな。
「その時の想いだけで行動をするのは
 もったいないんだよ」っていうね。

・・・やっぱりおじさんには恥ずかしかったけど
書いて良かった。すっきりした。

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