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愛の泉_もうひとつの世界

昨日の続きです。

ちょうど、愛の木に月のひかりがあたって花が咲いたらしく
を熟成させるのに、月夜が差し込む洞窟に
ひとりの妖精が果実を持ってくるようです。
ここには特別な海水が湧き出す泉があるので
そこに浸すようです。
一番不思議なのは、この泉。
どんな山奥の洞窟にも、ひとつは特別な泉があって
その水は海水ですし、洞窟の隙間からは月の光が差し込むらしいです。

洞窟には見学で入れて貰えましたが
実際に妖精が果実を浸す場面は見せて貰えません。
人は見てはいけないもののようです。
まもなく妖精が降りてきます。

   「こんにちは ご苦労さまです」
「こんにちは keigoさんの事は
 お助け屋のringoさんから聞いていますよ」
   「よかったぁ 勝手に入っていて怒られるかと思った」
「ここに限らないけれど誰のものでもなくて皆の場所ですから
 妖精の世界では 誰のもの 誰の場所って無いんですよ
 みんなで譲り合って気持ちよく過ごしていますから」
   「でも 寝る所もそうなんですか?落ち着かないですよね」
「いえ 寝るのはあちこちにある花畑で花に囲まれてですし
 特に疲れた場合は専用の花畑もあります
 そこではユキマーさんと言う美人の妖精が
 いろいろと面倒を見てくれるので たまに使わせてもらっています」
   「ごめんなさい 手を止めさせて 作業があるんですよね
    私は外に出ていますね
    それでは良い愛の実を作ってくださいね」


月夜泉の洞窟を見学にいったのですが
おもわずインタビューが出来てしまいました。
お陰で、疲れた時専用の花畑の話も聞けましたので
次はそこに行ってみたいと思います。

それでは今日が皆様にとって良い一日になりますよう
妖精ではありませんがお祈りしています。


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