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昼と夜の間|心象風景のエチュード

こちらにも戻れない
あちらにも行きたくない
お日様が眩しい時間も好きだった
暗い夜には行きたくないけれど
ここに留まることもできないのだ


夕方と言ってしまえば、確かにそうなんだけれど
そこが日本語の美しいところ
逢魔が時、夕まぐれ、暮合い・・・様々な表現を編み出してきた。
そんな時間が好き。
きちんと、どちらかにしようよ
とも思うけれど
昼間の明るい心地良さも、夜のしっとりとした落ち着きも
その時々の心持ちで配合を好きにできる時間。
今日は昼間を多めに、夜は少しエッセンス程度でとか
昼間は薄めにして夜の落ち着きを多めにとか
色々と楽しめる。
今は朝の5時を少し過ぎたところ
さぁ、今日の夕暮れはどんなカクテルにしようか。
どんな心持ちでその時を迎えるのだろうか。
とても楽しみだ。

・・・・などと言いながら
結局バタバタと時間が過ぎてしまう可能性大。
そういえば、今も夜と昼の間だなぁ。
どっちが自分は好きなんだろう。


Entre le jour et la nuit
(昼と夜の間)

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