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なごりのゆき

と言いながら、寒い地域の方はまだまだなのでしょうけれど。

たいぶ暖かい日も増えてきて冬っぽい絵も、これで終わり。
あと1週間少しで弥生の月。

♪♪♪ あかりをつけましょ ぼんぼりに
   お花をあげましょ 桃の花
   五人ばやしの 笛太鼓
   今日はたのしい ひなまつり ♪♪♪ 


冬の夜は寂しかった

「いつかいつか」と思いながら時が過ぎてしまう事も多いけど
何かをやり終わった後に残る
足りなかった事を想う小さな感傷とか
もっと具体的な反省とか
でも、面白かったなぁと思う心とか
そこにあるのは「なごり」。
日本語のなかでも含みを持った素敵な言葉だと感じる。

「うち靡く 春さりくれば しかすがに  
 天雲霧(き)らひ 雪は降りつつ 」

万葉集

春がやってきての雪。
せっかく暖かくなってきたのに雪が降ってしまった。
恨めしいけれど、過ぎかけた季節に思いを馳せる。
そんな風に読めたのだけれど
さて、自分の歩んできた道を振り返れば
どんななごりがあるのだろう。


と、分かったような事を言いながら
まだまだ未来を想像する事を楽しみにしなきゃ
いけないなぁ、と思う今朝でした。

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