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Keigoの知らない世界

石上 降るとも 雨につつまめや 妹に逢はむと 言ひてしものを

万葉集 大伴宿禰像見

石上とは奈良の石上神宮らしいのですが
とても単純だけれど恋しい心を詠んだ
素晴らしい歌だと思うし
万葉集を始めとする和歌は日本が誇れる文学だと思う。

桜雨(さくらあめ)は日本語の好きな言葉
せっかく美しく咲いた桜なのに
春の雨が降って花びらを散らせてしまって
木の足元を流れる川面を桜色に染める。
儚く哀しいけれど、それを美しいと感じられる
日本人の感性もとても美しい。


と言うように和歌を(もちろん解説付きで)読むのも好きだし
日本の心は多少分かっているつもりだけど
どうにもこうにも和歌を詠んでみようと思っても駄目。
どなたか、和歌への入り道を教えては頂けないだろうか。


さてさて、早生の河津桜はもう散り始めているところも。
これからの季節はとにかく進みが早い。
ソメイヨシノが終われば、次は若葉の季節。
柔らかい緑色の葉で木々は満開になって。
そうこうして天候も安定してくると
もう五月晴れの季節がやってくる。
先日、急いでお雛様を片付けたお宅もあるでしょうけれど
あっという間に端午の節句。
そして梅雨が明ければ、もう夏ですよ。
寒い寒いと言っていた少し前が嘘のようです。

きっとこんなに題材は数多いはずなのに
和歌に不自由するKeigoでした。


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