振り返ってみる
去年、現地からのライブ配信を夜中・早朝と約1ヶ月弱の間で聴きに聴いた
ショパンコンクールの映像を改めて聴き直して。
まだ数ヶ月しかたっていないのに遠い昔のようで、それだけ睡眠を二の次にしてのめり込んでいたのだろう。
今、聴いても涙ものの演奏が多々あって、
やはり若い人が人生かけて突き進む姿はとても美しかった。
練習という苦しみ、曲の解釈という正解のないもの、そして自分の音楽性。
そうした中から生まれた姿がコンクールでの演奏だったのだろう。
クロスオーバーする音楽もよろしいと思うけれど
純なものを真正面から挑む逃げない姿には感動しかない。
ここからが、いつものように自分を振り返ってみるのだけれど
ショパンコンクールは出場資格は30歳まで。
さて自分は何をしていたのか。まずは書棚から3冊引っ張り出した。
まずは高校を卒業してカメラマンの勉強をしていた頃の本。
「クオリティーライフの発想」
当時は興味深い内容の本だと思ったけれど、
読み返せば発想を変えないさいと諭している内容自体が
枠を超えられていなかったと、今なら思える。
そしてそれなりの企業で写真の仕事を始めた頃。
「ヒトみな神の主食」
食とその歴史を古代からの文化論にからめて軽い語り口での対談を
ベースにした本。これはまあまあ、もう一度読み返しても良いか、
と思える本。なんと言ってもタイトルがいい。
最後はそれから4年後か?、仕事をしていても周りを見渡せる余裕が
上司から貰えるようになった頃。
「ヒト、空間を構想する」
なにを思ったのか、都市/居住空間論。
そろそろ自分の価値観もやる事も変革を考えていたのかもしれない。
いずれにしても、若い頃に考えたり勉強したりしたものは
今の思考のベースになっているのは確か。
一応、まだ未来があると思っているので
やはり今日を大切にするのは、どんな年代でも一緒。
大事大事なことだと思います。
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