あかいりんご①|大人のおとぎ話|
真っ黒な龍が真っ赤なリンゴを持って夜空を飛んでいます。
彼は「暁飛」と呼ばれ、噂によるとnoteとか名乗る世界で
妖精のミリーと一緒になって、幸せに暮らしているらしい
のですが、そのあたりは光川てるさんの月光~妖精と龍~に
詳しいのでそちらを読んでいただくとして。
彼が幸せのリンゴと呼ばれる真っ赤なリンゴを持って
夜空を飛んでいるのには理由があって
実は妖精のマレーナと呼ばれる美しい姫が
童話の例に従って、魔女に眠らされてしまったらしく
その眠りから救うには、どれだけのモノ達が
協力し合って、リンゴを受け渡ししながら
何処かにある幸せの紫リンゴを探し、
赤と紫一緒にすりおろしたジュースをマレーナの
口から飲ませるしか方法がないのです。
それを妻の妖精ミリーから頼まれた
龍の「暁飛」が一番手として運んでいる理由です。
そうして、赤いリンゴは夜の海をゆったりと泳いでいた
クジラに、まず託されました。
身体は大きくて心も広いクジラは
実は遠い国で紫リンゴを見かけた事があったので
リンゴを引き受けて泳ぎだしました。
さて、紫リンゴは見つかるのでしょうか。
長い旅になりそうなので
たまに、となりますが、リポートする事にしましょう。
note妖精国のリポーターkeigoでした。