
蜃気楼で思いを馳せる
だんだんと歳を重ねてくると、思い出も蜃気楼のように
ぼやけてきて寂しい。
自分の記憶領域から、それを引き出す力が弱ってきたのか。
実物は、それこそ50年か60年近く前
家族で行った日本海のどこだかで見た記憶があるけれど
それから見ていないような気がする。
色々なものを見てきた。
色々なものを経験してきた。
親が転勤族だったので、あちこちの風景も見てきた。
仕事も仕事だったので目まぐるしい風景も見てきた。
それがいつかは幻のようになって消えてしまうのか。
それとも最後まで蜃気楼のように
はっきりとはしないけれど、思い出せるのか。
でも、まだまだ新しい景色も見てみたい。
そんな景色も描いてみたい。
そうした漠とした想いで絵を描いてみたので
訳のわからない絵になってしまいました。
・・・ほんとうはこの絵の物語を書いてみたいとも思ったのですが
残念ながら実力が追いつきませんでした。
この絵でどんな事を想像されますか?
そしてこれからどんな風景を見てみたいですか?