政策金融公庫の審査事情 

**日本政策金融公庫の審査状況について**

 コロナ融資が終了してから2ヶ月が経過しました。コロナ禍の審査と大きく変わったわけではありませんが、最近の融資審査の状況をお伝えします。

 これまで大きめの融資を申請し、出た分だけを利用するという方法が通用しなくなりつつあります。以前は、2,000万円を申請して結果的に300万円が融資されるということもありましたが、現在では「2,000万円を申請しても、その額には対応できないため、0円」という回答が出ることも増えています。

 これは、自己資金の金額や事業性を評価し、適正な金額を申請する方が合理的であるとの判断によるものかもしれません。私が関わっている政策金融公庫が特にそういったスタンスなのかもしれませんが、その時の事業規模に見合った金額で融資を申請することが重要だと感じています。

 また、初めての借り入れの場合、いきなり大きな金額を貸してくれることは少なく、小さな金額でも確実に資金が回る事業計画を立てることが求められます。

 融資審査の状況は、その時々のトレンドによって変化します。今、どれだけの資金が必要かを明確にした上でご相談いただければ、融資を利用すべきかどうかも含めてアドバイスいたしますので、何なりとご相談ください。

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