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帰る

♪かえるが鳴くから かぁ〜えろ♪
前にもこの話題書いたと思うんだけれど
先日、知り合いの方(4歳児のおかあさん)が
子供さんと公園で遊んでいて、帰ろうとすると
なかなか帰ろうとしなくて大変だった、って愚痴。

そりゃ大人だって、心地良いとか楽しいとかの場所を
引き上げようとすれば「えぇ〜まだ早いよぉ〜」となりますもんね。

<un foyer où l'on peut retourner
             帰る家>

さて、しみじみ最近思うんですよ。
いつかは、いつかはですよ皆さんとお別れして
どこかに帰っていくのだろうなぁって。

その瞬間がどんなものかは今は分からないけれど
自分が出来れば最後に思いたい
「楽しかった」という気持ちになれるものか。って。
それとも消えゆく意識の中でイヤイヤと子供に帰って逝くのか。
自分はそんなに「出来た人間」ではないので
言葉には出さなくても(出せなくても)「まだ帰らないよぉ〜」
って子供みたいな事を思うような気もします。

「帰る」
戻れるところがあるから「帰れる」
人の最後の事ばかりでなくて
嬉しかったり悲しかったり、とても興奮しても
普段の気持ちに戻らないと駄目だし
ちょっと気持ちが沈んでいる時だって、そう。

気持ちの中で、いつもちゃんと自分の「帰る」ところを
しっかり持っておく事。
年代年代に合わせて、ちゃんと作り上げておく事。
4歳児のおかあさんのお話を聞いて
とっても大事だな、と改めて思いましたね。

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