見出し画像

夜のジャグルの池で/未知の世界に踏み込む感覚

昔のデータを整理していて見つけたものから
想像と創作を混ぜて絵を描いてみました。


取材で、密林に調査に行った大学の先生に
お話を聞いた事があるんですけど
どうも先生、あまり心を踏ん張れない人だったらしくて
生命の危険を感じるかもしれないですからと、
アジアの密林に入る前に案内人に脅かされてビクビク。
同行した助手君達の話の方が面白かった。

それでもやはり密林に足を踏み入れたあとは神妙な気持ちで
仕事を進めたていたが、どこからともなく
聞いた事のないような動物の叫び声が、あちこちに響いて
日本の森とは違うのを実感できたらしい。(ビビった)
実際、遠いところにいるにも出会ったらしい。

この先生達のグループは植物学の系統。
許可をとった種別のものを採取してきたらしいですけど
それでもゾゾッとする未知の世界に踏み込む感覚は
文明的な生活圏では感じられないものだったと言う事です。

この「未知の世界に踏み込む感覚」は味わってみたいと
当時は思っていましたね。

そして女性の助手さんのお話を聞いた事も思い出しました。
ジャングルから出て集落に戻ってくると
少し離れたところに仲睦まじいカップルがいたそうで
そういう普通の風景を見て落ち着いたらしかったです。

<nourrir l'amour
愛を育む>



いいなと思ったら応援しよう!