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遠入のどか の本棚

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私がこれまでに読んだ本の中から、お勧めの本をピックアップしてご紹介します。 古書が並ぶ本棚のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20160701195p…
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記事一覧

敬語が世界を平和にする『日本語が世界を平和にするこれだけの理由』〜読書感想文#41…

この本の著者は金谷武洋。カナダで25年日本語を教え続けた先生です。 先週は、他動詞のSVO構文…

遠入のどか
2週間前
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支配は力と正義を欲する『日本語が世界を平和にするこれだけの理由』〜読書感想文#41…

この本の著者は金谷武洋。カナダで25年日本語を教え続けた先生です。 先週は、母語の重要性に…

遠入のどか
3週間前
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日本語で考えるために日本語を知る『日本語が世界を平和にするこれだけの理由』〜読書…

この本の著者は金谷武洋。カナダで25年日本語を教え続けた先生です。 先週は、日本語に主語は…

遠入のどか
4週間前
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過ちを繰り返さない『日本語が世界を平和にするこれだけの理由』〜読書感想文#41の①

この本の著者は金谷武洋。カナダで25年日本語を教え続けた先生です。 私はよく、敬語を使うこ…

遠入のどか
1か月前
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『お白洲から見る江戸時代』~読書感想文#40の⑤ 「仕来り」から現代へ

表題の本をご紹介しながら、敬語と共通する考え方、現在にも通じる組織運営の在り方を考察して…

遠入のどか
1か月前
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『お白洲から見る江戸時代』~読書感想文#40の④ 組織の自浄作用

表題の本をご紹介しながら、敬語と共通する考え方、現在にも通じる組織運営の在り方を考察して…

遠入のどか
1か月前
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『お白洲から見る江戸時代』~読書感想文#40の③ 引きずり降ろされる為政者 

表題の本をご紹介しながら、敬語と共通する考え方、現在にも通じる組織運営の在り方を考察しています。 先週は、上下関係を正しく可視化してお白州に表現することで、天皇や神仏の権威に頼ることなく現実の秩序を守ろうとしたと書きました。 今回はその3回目です。 権威に頼らずとは言っても、斬り捨て御免の武士においそれとは逆らえないし、江戸時代は非常に罰が厳しくて、すぐに死罪や流刑になったとも聞きますから、やはり民衆は怖くて逆らえなかっただけなのではないでしょうか。本心は虐げられて不満が溢

『お白洲から見る江戸時代』~読書感想文#40の② 4段階で上下を可視化

表題の本をご紹介しながら、現在にも通じる組織運営の在り方を考察しています。 先週は、刻々…

遠入のどか
2か月前
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『お白洲から見る江戸時代』~読書感想文#40の①その人が偉いのではない

尊いのは人ではなく公務それは、侍の家に生まれたから偉いということではないということです。…

遠入のどか
2か月前
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『犯罪心理学者は見た 危ない子育て』子育ても敬意だ!~読書感想文#39

今回は、読書感想文です。とはいっても、敬語と全く無関係なわけではありません。敬語は敬意を…

遠入のどか
7か月前
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『お役所仕事が最強の仕事術である』最強かなぁ、どう思います?~読書感想文#38

少し前「お役所仕事」について記事にしました。 その後、この本を見つけ、気になって読んでみ…

遠入のどか
10か月前
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『まんがで読破 社会契約論』We Can Work It Out!~読書感想文#37

著者はルソー。自由民権運動に影響を与えた思想家とのことで、『社会契約論』なんて題名からし…

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「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか」~読書感想文#36

今回ご紹介するのは中公文庫『五つの証言』という小さな本の中の「寛容は自らを守るために不寛…

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『ニュースが伝えない政治と官僚』政治は私たちの生活を作る~読書感想文#35

今回ご紹介するのは、政治オンチの私が、政治に詳しいムール・ガイさんから勧められた初心者向けの1冊です。 日本もアメリカのように首相を全国民が選べばいいのに、なんて考えていましたが、そのことも書いてありました! ムール・ガイさんは読書チャンネルも作っていて、そこでも紹介されています。 それでは、私が印象に残ったところ、私が感じたこと、考えたことを紹介したいと思います。 権力は腐敗する以前、現職の大臣が「野党の話を政府は聞かない」という発言をしたことがありましたが、こういう