杉村三郎シリーズ
宮部みゆきさんの小説で今読んでいるのが「希望荘」だ。
「誰か」「名もなき毒」「ペテロの葬列」等で共通する杉村三郎という人物を中心に物語が進行するミステリーだ。
自分の感覚では宮部みゆきさんの文章は独特である。初めて読んだ時は、とっつきにくい感じがして事実何度か途中で挫折している。
いま読んでいる「希望荘」は4つの短編から成っているので、先に挙げた三作品よりは読みやすい。
先程宮部みゆきさんの文章は独特でとっつきにくいと書いたが、しかしある程度物語を読み進めるとその文章が逆に心地よく感じる。特に人物の描写や状況の説明が無理に説明臭く無く、いつの間にか宮部ワールドに魅きこまれている。
今週は宮部みゆき週間と銘打って、集中的に読んでいこうと思う。