初夢は自分が決める一年の指針☆
強い風が吹き荒れ、庭の落ち葉もあっという間に舞い落ち、気付けば今年も残り40日を切ってしまいました。
そろそろ初夢が気になります。
初夢というと年明けの1月1日の夢、あるいは1月2日の朝に覚えている夢、と思う方が多いと思います。
そして見た夢は今年一年のおみくじのように考える方も多いと思いますし、私も長年そうでしたが、この数年はもう少し違う楽しみ方をしていて、なかなか奥深いです☆
夢は心の奥底の真我が、実生活を生きる自分に送ってくるエールです。
実生活を送るには体が必要で、体は本来天候など自然の営みのリズムの中にあります。
体が元気で滞りなく動いていると、心もスムーズに流れやすくなるので、自然の流れ、季節の移り変わりをどこかで考慮しながら夢に取り組むと、また違う切り口の自分の心のありようが見えてくるように思います。
私達の暦は自然の流れをベースにした叡智の結晶ですが、月割りや日付などは人間の都合に沿って決めたものです。
一方、冬至は最も日照時間が短くなる日、これは自然の現象ですから、体的にはここから新しいサイクルに向かって動いていくようになります。
体は魂の入れ物なので、自然のサイクルを利用して心の有り様を見る材料を増やすことは理に適っていると思います。
夢療法まわりの人達は、農夫が春夏の活動の時期を経て、秋の収穫を享受した後、その年を振り返って翌年の実りの為の計画を立てるように、冬至に向けてその年の自分を内省する時期を過ごし、その内省の結果、新しい一年をどう過ごすかを決めるのに夢を標に使います。
なので、1月2日ピンポイントの夢ではなく、冬至からその直後の新月くらいまでの間に見た夢の中で、自分の新たな一年のビジョンに合致する夢を起きている自分が選びます。
上級者になれば「ばちっ」と内省と合致する夢を見ることが出来るようですが、そこは現代人、どうしても真我と起きている自分にはギャップがありますから、「あれ?」となることがほとんどです。
でもこの「あれ?」が大切、と私は思います。
今、この世に生きているんですから、そんな生き仏みたいな人に簡単になれるわけがないのです。
それでも折角生きているなら、自分の本音をきちんと知り、ギャップを見極め、どう生きるかを楽しんで決める、そんなあり方をしたいな、と思います。
初夢の選び方ですが、私の師匠は
「汚い夢がいいですよ」
といいます。
でも体にまつわる夢は分かりやすいのです。
実際私にとって分かりやすく学びになり、最も心を養った初夢は
鼻くそ二部作
でした。
汚くてごめんなさい💦
次回から二部作、ご紹介していきます。