イチロー小学生時の作文が凄いのは、大きい夢を掲げているからではないと思う。
イチローや本田圭佑、石川遼らが小学生の時に書いた作文が凄いというのは有名な話です。そんな中でも、個人的にイチローの作文が特に凄いと思いました。それは、ただ大きい夢を持っていただけではないからです。
イチローの作文の何が凄いのか考えてみた上で、いいところを真似て自分に活用してみるnoteにします。
イチローが小学生(6年)の時の作文
http://dell92.blog.fc2.com/blog-entry-1017.html
鈴木一郎
ぼくの夢は一流のプロ野球選手になることです。
そのためには、中学高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるためには練習が必要です。
ぼくは、3歳のときから練習を始めています。3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが3年生の時から今では、365日中360日は激しい練習をやってます。
だから1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。
そして中学、高校と活躍して、高校を卒業してから
プロに入団するつもりです。そしてその球団は、中日ドラゴンズか西武ライオンズです。ドラフト入団で契約金は1億円以上が目標です。
-----途中略-----
この調子でこれからも頑張ります。そしてぼくが一流の選手になったら、お世話になった人に招待状を配って応援してもらうのも「夢」のひとつです。
とにかく1番大きな夢は、プロ野球選手になることです。
イチローの作文の何が凄いのか
イチローは小学生の時から大きな夢を描いてそれを本当に実現していることがわかります。しかし、イチローの作文の中でも自分が特に注目したのは以下の部分です。
そのためには、中学高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるためには練習が必要です。
今では、365日中360日は激しい練習をやってます。だから1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。
この部分をビジネスの文脈に置き換えれば、KPIを設定していると捉えられると思います。自分が何をすればその目標を達成できるのか? 定量的に捉え、日々の自分が行動できる粒度まで細かく設定しているんです。
まとめると、イチローの作文が凄いのは、ただ大きな目標を掲げていることではなく、
目標達成のための定量的マイルストーンを置いている
目標の粒度が細かい(日々の行動がイメージできるレベル)
当たり前の日々の目標をずっと継続している
特に尊敬するのは最後の部分です。練習をしっかりこなすのは、数日なら誰でもできることです。しかしイチローは365日中360日やることをずっと継続してやったのです。成果を出す人とそうでない人の違いは、誰でもできる当たり前のことの積み重ねにあるのだと思います
自分に当てはめる
自分の夢は一流の経営者になることです。
そのためには、事業創造力と事業推進力が必要です。
事業創造力とは、適切な事業領域やポジションを見極め戦略と戦術を構築する力です。事業創造力をつけるには練習が必要です。過去のビジネスケースから学んだり、今ある企業やビジネスに関して自分が経営者となったつもりで考えシミュレーションすることが練習になります。
事業推進力とは、決めた戦略や戦術を実行する力です。組織のマネジメントやコミュニケーション、課題発見や細かな目標設定、営業やマーケティングといった機能まで様々な力が要求されます。事業推進力をつけるには自分で事業を回す経験が必要です。
後者は、就職後担当した事業で注力します。
前者は、今から注力できます。
自分は5年後に新米の経営者となり、10年後に成果を出せる経営者となります。そのために、10年間で1万時間ビジネスについて考えシミュレーションします。1年間で1000時間、一週間で20時間。一日3時間、ビジネスについて考えます。
これほどビジネスについて考えているのだから、必ず一流の経営者になれると思います。そして自分が一流の経営者になったら、お世話になった人に応援してもらい、若い人を支援するプログラムを作り、社員の仲間とはたまに旅行を楽しみ、両親を豪華客船に乗せるのも自分の夢です。
とにかく1番大きな夢は、一流の経営者になることです。
noteでの目標について書いたこちらもどうぞ