日本の一番の問題はチャレンジする人が少ない事ではないか(仮説)
日本の問題について今日議論したことを備忘録的にまとめます。
日本の理想状態と現状とのギャップ
みんなが自尊心や充足感を持って自己実現ができる状態(仮説)
この理想状態と現状のギャップが埋まらない理由は、精神面と経済面の問題に分けられるのではないでしょうか。
精神面の日本の問題
1. 多様性を受容しない
日本には出る杭をうち、ルールや秩序を守ろうとする全体主義的な傾向があります。(調和が生まれる良い部分もある一方、)「〜しなければならない」というネガティブな発想を産んでいます。
2. 自己肯定感の不足
多様性が受容されないからこそ、自己肯定感が不足します。自分はこれをやってもいいんだというポジティブな気持ちが減ります。自分は社会の中で必要とされているという充足感がなくなります。
3. チャレンジしなくなる
また、多様性が受容されず、自己肯定感が不足すれば、何か新しいことをやってみようという気持ちも薄れます。自分の保身に走り、失敗することを遅れて保身に走ります。
これら三つの精神的要素が互いに影響を及ぼしながら、自尊心を持てない社会が生まれているのではないでしょうか。
経済面の日本の問題
経済成長しない
これにつきます。経済成長がなければ、ゼロサムゲームとなります。ゼロサムゲームの世界では、搾取するしかなくなります。他人から奪う人や保身に走る人が増えます。また、今より自分たちの生活が、人生がもっと良くなるんだという希望が持てなくなります。経済成長しない事が、精神面の課題の原因にもなっています。
では日本が経済成長しないのはなぜか
企業の競争力・価値提供力が足りない(供給サイド)
経済成長しない大きな要因は企業の競争力が弱いことではないでしょうか。企業の競争力が増せば、生産が増え、利潤が増え、所得が増え、内需が増えます。これが経済成長に繋がります。
企業の競争力が弱い原因は以下のようなものがあります。
1. クリエイティブなリーダーシップの不足
2.技術力、テクノロジー面の弱さ
3. リソースの最適配分(内部留保や投資など)
この中でも最も重要な課題であり、ボトルネックとなるのは、1のリーダーシップの不足ではないでしょうか?
日本は人口が大きく増加する中で、全体主義的で規律を守ることに強みを持っており、それがトヨタのようなモノづくり産業での世界的地位を作り上げてきました。しかし、人口減少が始まり、従来のような全体主義的なやり方が通用しなくなり、今までのやり方を変えていくリーダーシップが求められます。また、2の技術力や3の最適配分を行うためにも、まずはリーダーシップの存在が不可欠です。
リーダーシップの不足 = ボトルネック
ではリーダーシップが不足するのはなぜか
ここで、精神面の問題に戻ってきます。
リーダーシップを発揮するには、自ら主体的に動くマインドセットと、それにより何かを変えられたという成功体験が必要になります。
そのためには、1. 多様性が受け入れられる環境で、2. 自己肯定感を持って、3. チャレンジしていくこと が重要になってきます。
つまり、経済面の問題も突き詰めれば精神面の問題に行きつきます。
リーダーシップを増やすにはチャレンジャーを増やせ
では、精神面の問題が生じる原因はなんでしょうか?
一つは制度面の問題です。
チャレンジする人が応援されたり、挑戦しやすくなる環境を整える必要があります。
また、教育制度として、知識を詰め込むだけでなく、自分の意見を発信したり行動する事で成功体験を得られる仕組みも重要です。精神教育を行う事で公正さや思いやりを育みながら、クリエイティビティやリーダーシップを育てられる仕組みが大切になります。
もう一つは自分たちの問題です。
チャレンジしている人は、必ず身近にチャレンジする事で成功した人・豊かな人生を送っている人を知っています。それは、両親や親戚かもしれないし、恩師かもしれないし、友達かもしれません。
そうであるならば、チャレンジする人を増やすのは、「チャレンジの輪を広げるところ・チャレンジする人を応援するところ」から始まるのではないでしょうか。チャレンジをする文化を持った企業やコミュニティを増やす事、身近で挑戦している人を増やす事ではないでしょうか。
そのために、まずは自分が何かに挑戦する事。その行動が、周りの挑戦に繋がる。そしてその周りの挑戦を受容し、出る杭を打つのではなく応援する。
やっぱり最初にできるのは、自分が人生で挑戦をする事ですね。
やります。
結論(仮説)
日本の精神面の問題も、経済面の問題も、突き詰めればチャレンジする人が少ない事に行き着く。
そしてまずは自分が挑戦をするところから。
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