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ストレングストレーニングとプライオメトリクスの組み合わせがサッカー選手のパフォーマンス向上に有効である理由を地面反力から考える

■スプリントや方向転換の力の源は2つの外力

人が身体を動かすとき、その力の源になるのは筋です。

筋が活動し、骨と骨を動かすことで僕たちは身体を動かすことができ、その結果歩く、走る、投げるなどの運動が行われます。

しかし直接的に僕たちの体を動かしている力は外から働く力であり、それが

・地面反力
・重力

の2つです。

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地面反力は筋活動や重力によって地面に伝えることで、地面から自分の身体に働く力です。
これは作用反作用の法則によって生じます。

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主観的なイメージでは自分が力を発揮し地面を押す・蹴ることで前方へ進んでいるように感じます。

しかし同じ力を発揮したとしても、砂場で地面を強く蹴っても速くは走れず、タータンでは土の地面より速く走ることができます。
地面反力が変化するためです。

地面反力のイメージを持つことは運動を考える上でとても大切です。


そしてもう1つの力が重力です。
体を前方に傾ければ前方へ、後方へ傾ければ後方へ、身体が倒れようとします。
加速や減速時にはこの身体の傾きがポイントですが、これは重力を活用しているといえます。

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また重力は常に身体に働いていることから、地球上で運動するには上方向から下方向へ加わる力に常に抗する必要があり、これは真っ直ぐ走るための筋力を高めるために上下方向運動であるスクワットを行う理由の1つでもあります。


これらの外力を活用して人は運動しており、サッカーにおけるスプリント、方向転換、ジャンプなどの基本動作や、キックやドリブルなどサッカーのスキルに至るまでこの2つの外力を使いこなすことが鍵となります。

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ここからは特に地面反力に注目して、ストレングストレーニングとプライオメトリクスに関して述べていきます。


■ストレングストレーニングとプライオメトリクスでできること

1. 地面反力を活かす4つの戦略

スプリントや方向転換、ジャンプ、ドリブル、コンタクトなどのパフォーマンスを地面反力の視点から向上させるには大きく分けて以下の4つ戦略が挙げられます。

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