全体論的観点に基づくバルサのコンディショナルトレーニング方法論
今回は、予告通り、ゲストライターの方の記事です。
今回のライターは、現在スペインで活躍なさっている浜辺健太さん(@KentaHamabe)です!
めちゃくちゃ読み応えのある内容の記事です。
キーワードは
・20世紀のトレーニング、21世紀のトレーニング
・ダイナミックシステム理論
・伝統的なトレーニング、構造化されたトレーニング
・FCバルセロナの補助トレーニング、最適化トレーニング
コーチはもちろん、サッカーのトレーニングに関わる全ての方に役立つと思います。
では、さっそく浜辺さんの記事のスタート↓
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皆さん初めまして。
浜辺健太と申します。
私は今年の6月までスペイン、バルセロナのサバデル市にホームスタジアムを持つCEサバデルとCEメルカンティルというサッカークラブで様々なカテゴリーのコーチ、フィジカルコーチとして活動していました。
現在はクラブを離れ、約2年間通ってきたFCバルセロナと体育大学(INEF)が協同で開校するFC Barcelona Master Profesional en Futbol(フットボール・プロフェッショナル・マスターコース)という大学院のコースの卒業に向けて課題に追われる日々を送っています。
今回はそのマスターコースの講義の中で学んだ
「全体論的観点に基づくバルサのコンディショナルトレーニング方法論」
について自分の授業レポートをもとに紹介していきたいと思います。
同講義を担当したのはFCバルセロナのトップチームのフィジカルコーチ、エドゥ・ポンス氏で、彼はペップ・グアルディオラがバルサの監督を退任した2012年にロレンソ・ブエナベントゥーラ(現マンチェスター・シティのフィジカルコーチ)の後釜としてバルサのトップチームのフィジカルコーチに就任しました。
現在もバルベルデ監督のもとで同職を担っており、バルサのトレーニング方法論を熟知する人物の1人です。(写真右端)
●コンディショナルトレーニングの方法論
歴史を通して、トレーニング方法論はグローバル社会の文化的進化に匹敵する変化をしてきた。時間的な観点から、トレーニング方法論は20世紀と21世紀のトレーニングで分類する事ができる。
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