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冬休み明け・プレシーズン3週目からの反復スプリントトレーニングの導入 Repeated sprint training

反復スプリントトレーニング(Repeated Sprint Training)は有効なトレーニング方法ではありますが、特に冬休み明けやプレシーズン序盤など1月、2月に実施する場合にはその導入方法に注意する必要があります。

トップカテゴリーを除き、5〜6週間程度の短いプレシーズンで準備をする必要はありませんが、育成年代でも新人戦やフェスティバル、チーム内での競争などの理由からコンディションを一定基準まで上げるためにそれほど長い期間を確保できるわけではありません。

そのため今回の記事では始動3週目から反復スプリントトレーニングを導入することを想定して、その準備に関して書いていきます。


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■反復スプリントトレーニング

連続してスプリントを繰り返す能力は反復スプリント能力と呼ばれ、サッカーやラグビー、バスケなど高強度運動と休息を繰り返すスポーツで重要となる能力です。

RSAを高めることで連続してスプリント(およびそれに準ずる高強度運動)を連続で繰り返したり、スプリントを反復してもその速度を維持したりということが可能になります。

関連過去記事
Repeated Sprint Training(反復スプリントトレーニング)の実践


1. 反復スプリント能力の制限要因

RSAは

①1回目のスプリント能力
②反復するスプリント間の回復能力

の2つの要素に分けられます。

①はスプリント能力なのでスプリントTRや筋力TR、プライオメトリクスなどのトレーニングで向上させることができます。

②は持久力です。
RSAでは単にスプリント能力が高い(足が速い)だけでなく、疲労を最小限に抑えるための持久力が必要になります。


さらに②反復するスプリント間の回復能力に関わる要因として以下の2つを考える必要があります。

・代謝系の要因
・神経系の要因


・代謝系の要因

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