フットボールの"Intensity"(インテンシティ )の定義 -"Intensity"≠強度?-
"Intensity"(インテンシティ)とはなんなのか。
前回は、トレーニングの強度と量の関係からサッカーの「インテンシティ」を高めるための戦略を書きました。
トレーニング量の増大は、もちろん必要なことです。
しかし、量的負荷の比率が上がれば、相対的に強度の低下に繋がることは頭に入れておかなければなりません。
ところで前回は具体的に解説しませんでしたが、そもそも「強度」とは、スポーツにおいてどのような意味なのでしょうか。
また、前回記事のタイトルは「インテンシティ (Intensity)」という言葉を使い、それは主に「強度」という日本語として使用しましたが、"Intensity"は「強度」という意味なのでしょうか。
■Intensity(インテンシティ )の定義
このチームが目指すところは、スピードに乗った状態でハイテンポのリズムで精度の高いプレーを展開すること。具体的には、攻撃の時にはオフザボールの動きを繰り返して前線を活性化させる。守備ではアグレッシブに行き、相手をはめ込む動きをする。これをインテンシティと定義する。
引用:矢野大輔「通訳日記 ザックジャパン1397日の記録」2014.文藝春秋.
ザッケローニ監督が日本代表関東だった時、高校1年〜大学2年であった自分ははっきりと意識していませんでしたが、この頃から「インテンシティ 」という言葉を日本サッカーで一般的に聞くようになったようです。
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