伝えるということ
先日、参観があった。
娘のクラスは国語の授業で、ある詩が題材だった。
詩って言葉が少ない分、そこに想像させるものがたくさんある。
授業の流れから、どんな風に進むのか想像しながら聞いてたんだけど、先生がどんな言葉を使うのか興味があった。
その文から読み取れるもの。
わたしが普段使う言葉だったら、
「イメージしてみて」
「想像してみて」
なんだけど、小学4年生に使う言葉ではない、って感じたのね。
先生は、どう伝えるのかな。
今朝引いたLIFE TREE CARDは、知恵の木。
学びは、誰かと競争したり、プライドを埋めるためのものではない。
知恵は、武器ではなくて豊かさ。
先生が使った言葉は、
「思い浮かべてみて」
そうかー!
相手の分かる言葉で伝える。
専門用語ではなく。
「相手が理解できない」ではなく、
相手が理解できない伝え方をしているのかも。
伝え方に改善の余地があるのかも。
これは、岸見先生がよくおっしゃっていること。
授業の流れは、導きだったなー。
指導じゃなくて一緒に作り上げていく感じ。
「こう答えて欲しい」というような誘導を感じない。
相手の奥から湧いてくるのを待つ。
こんな学び方なら、「評価される」って感じて答えることはないのかもなー。
羨ましい(笑)
教育の弊害ばかり目についてたけど、そこには希望があった。
伝えるって、伝える側が一方的に投げることじゃなくて、届けること。
相手が受け取れたか、までなんだなー。