今朝引いた漢字カードは、「空」
浮かんだのは、仏教の「空(くう)」。
「無」という意味ではない。

初めてこの考え方と出会ったのは、20代の終わり頃だった。

ものはすべて、なんらかの他に依存して存在する相対的なものでしかないこと、絶対的存在は決してありえないことを教える。
この絶対的、実体的存在(自性(じしょう))が無いことを「空」という。
すべては空であって、夢・幻の如きものである。本来、聖でも俗でもないものを、聖とか俗とか判断するのは、私の心の区別、分別作用である。
聖も俗も言語上の区別にすぎず、空という点では両者は不二である。

   生活の中の仏教用語より引用

「空」の考え方は、絶対性を否定し、執着からの解放を教える、とある。

執着からの開放。
いくつもの執着を手放してきた。
でもわたしの中に残り続けている執着は、わたしのこころの中を見せてくれてる。

執着してる状態が悪い、とかじゃなく、
こんなに執着するほど大好きなんだな❤

でもきっと、手放してきた執着と同じように、いつか手放すんだろう。
そう考えると、なんだか寂しくもある。
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これが手放さない理由かも。

そらが好き。
そら と くう が同じ漢字で表されるというのがおもしろい。

あるようで、ない。
ないようで、ある。

形があるかどうか、は関係ないんだよね。

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