前回の答え合わせ

こんばんは。約4カ月ぶりの投稿になります。

「ちやそ」改め「桂時雨」です。

さて、この空白の4カ月間、ネタがなかったわけではなかったのですが何か気が乗らずに開けてしまいました。筆不精はダメですね。

今回はリハビリを兼ねて前回の出した問題の答え合わせをしたいと思います。

前回出した問題​は

論理学

というものでした。

B君の推理としては「もしも自分(B)の帽子の色が白だったとすると、その場合、A君とC君にも自分(B)の帽子の色が白であることが見えていることになる。そこでA君はこう推理するはずだ『もしも自分(A)の帽子が白だったとするなら、C君には白の帽子2つが見えていることになる。白い帽子は2つしかないのだから、C君は自分の帽子の色が赤である断定できるはずだ。しかし、C君はすぐに答えない。ということは、自分(A)の帽子の色は赤だ』と、推理できるはずである。しかし、A君はそれを推理できていない。ということは、自分(B)の帽子の色は白ではなく、赤である。」となる。

さてこの問題で面白いポイントは、自分以外の人の視点に立って、その仮想の中で更にまた別の人の視点に立って推理をするところにあります。

仮定の中でのさらなる仮定に入り込んで「しばらく誰も答えない」という「答えの不在」をてがかりに、仮想世界から現実世界の事実にたどり着いていく・・・。

この問題は何も推理パズルの側面だけではなく、日常的に使える思考なのだと思います。

彼(彼女)は何であんなことを言ったんだろうだとか、何で怒っているのだろうとか、相手の立場に立って一つ一つ見つめなおしてみれば、自ずと答えが見つかるといったこともあるかもしれません。

ただこの問題の欠点はみんながB君と同様に推理をして結果として答えが出ない状態であるということが前提条件です。ただボーッとしてることが理由の沈黙では答えに行きつけない。

現実世界でも切磋琢磨して答えにたどり着く、そんなパートナーが欲しいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?