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9月21日-10月3日|穀雨 × copo e eu「姉妹の景色」

秋のおとずれを感じる季節、ギャラリーアテリにて穀雨さんとcopo e euさんの二人展を開催いたします。

かねてより当店では穀雨さんの真鍮オブジェシリーズをご紹介してきました。自分へのご褒美にひとつずつ、あるいは一目惚れをしてお気に入りのものをいくつか合わせて、または大事な方へのギフトに…とロングセラーでファンも多いシリーズです。

穀雨の真鍮オブジェシリーズ「どこか遠くにある街」より

親指ほどの小さな真鍮のオブジェは、心のなかにある「どこか遠くにある街」を象ったもの。「旅の本屋」「日曜日の教会」「月を見る家」「夜のサーカス」「海辺のトラム」…そっと置けばたちまち広がる小さな街。”想像をふくらませるための装置”と思いを込められたオブジェです。

時に生活館で、時にアンフェールで、静かに小さくも奥深い景色を魅せてくれる穀雨・長南芳子さん。今回の姉妹展に寄せて、普段は当店でご紹介していないジュエリーをご紹介させていただけることになりました。

真鍮オブジェ「夜の灯台」
ピアス「灯台守のカンテラ」

金属をおもに、中には鉱石もあしらいながら、耳元や指先を彩るジュエリー。新作「花咲く庭」と題されたリングやイヤカフをはじめ、穀雨さんの世界が色とりどりに並びます。

イヤカフ「花咲く庭」

そしてcopo e eu・松原幸子さん。スタッフがはじめて松原さんの作品を目にしたのは数年前。石とガラスという一見すると異なる素材から生まれる静かで神秘的な佇まい。どちらも元を辿れば石ですが、自然の造形物と人工物との組み合わせから生まれる存在感にとても惹きつけられたことを覚えています。

stone+glass
石とガラスに纏わる記憶
二つが合わさることで、遠い昔は一つだった記憶に辿りつく

作品を通して「美しい」と感じる美意識や価値観のルーツを模索されている松原さん。そのオブジェを目で見て、触れて、感じていただけると嬉しいです。

木立
ごがつのそら

素材は違えど、心のなかにある景色や美しさといった形のないものを作品として表現するお二人。アテリがつかの間、姉妹の織りなす二つの景色が共鳴し合う空間へとみなさまを誘います。

お二人より

日常の中で偶然見つけた風景や、旅先で出会った新しい世界。
見てきた景色のひとつひとつが記憶の中で形となり
やがて作品へと姿を変えていく。

穀雨 は金属
copo e eu はガラス
異なる素材を扱う2人だけれど、その作品世界の根底はとても似ていると思います。
それは姉妹として同じ家庭環境で幼少期を過ごし、
その後、それぞれの道で積み重ねてきた時間から生み出されたもの。

そんな、姉妹の見てきた景色から生まれた作品達をぜひご高覧ください。

穀雨
長南 芳子 / ちょうなん よしこ

1977年茨城県生まれ
東京藝術大学工芸科鍛金を卒業
空想の街をテーマにしたオブジェとアクセサリー制作を始める
2017 年 東京/ 谷中にアトリエショップ穀雨をオープン
心に響く情景をジュエリーやオブジェを通し形にしている

・HP https://kokuutokyo.com
・Instagram @kokuutokyo

copo e eu
松原 幸子 / まつばら さちこ

1979年茨城県生まれ
多摩美術大学工芸学科ガラスコース卒業後、あづみ野ガラス工房に参加
5年間の研鑽を終え、2008年に独立
現在はガラスと他素材を組み合わせたオブジェを中心に制作している

・HP https://www.copoeeu.com
・Instagram @copoeeu

穀雨 × copo e eu「姉妹の景色」
2024年9月21日-10月3日(※最終日は14時まで)
恵文社一乗寺店 アテリ(アンフェールフロア内)

(担当:岡本)

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