恵文社 冬の古本市|古書玉椿
まもなくスタートする「恵文社 冬の古本市」。今年も、参加店の皆さまをご紹介しておりますが、今日は「古書玉椿」さんです。世界中の手芸と手仕事の本を専門とする“旅する本屋“「古書玉椿」さん。手芸本好きのあいだでは知らぬもののない存在ですが、今回も素敵な本がたくさん届きました。
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◯編み物の本
山梨幹子さんによる北欧の伝統的な編み物を紹介した名著の他、フランスのレトロ&キッチュな編みぐるみ本、ブルガリアやトルコなど東欧諸国の昔ながらの手編み靴下の図案本など、編み物の季節をよりディープに楽しく盛り上げてくれる本たちです。
◯森麗子さんの本
手織りや刺繍を組み合わせて作り上げる“ファブリック・ピクチャー“で知られる森麗子さんの著作各種。森麗子さんの手仕事の世界をお楽しみいただける作品集や、その技法を紹介した貴重な本などをお持ちします。
◯デザインとアートの本
資生堂のデザインでも知られる山名文夫の特集が組まれたアイデア別冊、60年代に活躍した伊坂芳太良の作品集などアートブックも少しご用意しております。桐島かれんの夫でもある上田義彦による家族を見つめた写真集には、妻の日記もあわせて収載されており、簡潔ながらも暮らしの色を描いた言葉は、ついつい読み耽ってしまいます。
◯入江麻木さんのお菓子の本
二人のお孫さん(小澤征良・小澤征悦)が子供の頃、“タァータのお菓子“と言って喜んでくれたレシピの中から、選りすぐりのものを収載した楽しいお料理本です。当時では珍しかったお洒落なケーキのレシピは、見ているだけでもお腹がふくれそう!途中に、お孫さんにしてあげていたお話も挟まれており、心までもあたたかく満たされてしまう昭和の上品な一冊です。
◯フォークロアかおる写真集
ヨーロッパのフォークロアの宝石箱とも呼ばれる、ルーマニア・マラムレシュ地方には、昔ながらの伝統や暮らしの様式が色濃く残ります。伝統衣装を身につけた村の人々の日常を、静かな眼差しでとらえた写真集。東欧の手芸がお好きな方にはぜひ手に取っていただきたい一冊。
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いかがでしょうか。手芸本だけでなく、広い意味でデザインや手仕事の魅力・手触りを感じられる本ばかりです。玉椿さんからの本はどうしても大判になるため、実際に重量のあるものも多いのですが、それ以上に本としての存在感、多くのl国と歴史のなかで愛されてきた手仕事の大切さが伝わるたたずまいが素敵です。今回の古書市での品揃えもぜひお楽しみに。東京でも実店舗を構える玉椿さんですが、HPも充実しており、こちらもぜひ一度ご覧ください。
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「恵文社 冬の古本市」
2021年12月28日(火)~2022年1月10日(月)
午前11時~午後7時(最終日は午後4時まで)
※12月31日は18時まで。
元旦・2日は休業、3日から通常営業。
【参加店】
えほんやるすばんばんするかいしゃ/古書 思いの外/古書玉椿/古書柳/書肆鯖/待賢ブックセンター/半月舎/bookstore ナルダ/(本)ぽんぽんぽん ホホホ座交野店/迷子/山本坊ちゃん堂
illustration:平田基
<ご来店の皆さまへ>
感染症予防にご協力をお願いいたします。
・マスク着用
・手指の消毒(会場に設置しております)
・大きな声でのお話はご遠慮ください
・発熱、体調不良、風邪の諸症状が見られる場合のご入店はご遠慮ください
・会場内が混雑する場合は、入場制限等をさせていただく場合がございます