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恵文社一乗寺店 7月の本の話 2023
こんにちは。恵文社一乗寺店の原口です。
突然ですが、恵文社に行くにあたり、どんな交通手段があるのか。
このところ、よくお問いあわせをいただきます。夏の日差しはなるべく避けたいものですし、この猛暑です。できる限り快適に移動したいものですよね。本のお話の前に、個人的おすすめの移動手段を。
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1:叡山電鉄 「出町柳」から「一乗寺駅」まで電車移動。
早い・やすい・わかりやすい。やはりこちらがおすすめです。
叡山電鉄の一乗寺駅からは徒歩3~5分ほどですし、道中には喫茶店や和菓子屋さん、古道具のお店があったり、お手荷物が多い方や、他アクセスよりいらっしゃる方はこちらがよい感じ。
※言わずもがな、タクシーも◎。
2:お手荷物が少ない方や、気ままな道中を楽しみたい方は叡山電鉄「出町柳」駅ちかくにある「レンタルサイクルえむじか」もおすすめです。
こんなところにお菓子屋さんが?!まちの中で見つける公園や喫茶店、神社でひとやすみしながらもいいものですよ。
そういえば毎年恒例の下鴨納涼古本まつりもそろそろ。川の多い地域でもありますので、疏水に沿ってのサイクリング、本や言葉、絵になる瞬間を集めるにはおすすめ。※路上駐輪や交通安全には気をつけて。
・バスやお車でのお越しはこちらを参考に。
・Google Map https://goo.gl/maps/9jSND6SGBnrceouD9
お待たせしました!
それではいよいよ7月の書籍売上ランキングと、今月の本の話を。
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映画監督、俳優、エッセイスト、雑誌編集長、商業デザイナーという多彩な顔を持つ伊丹十三。
食通というよりは食いしん坊、食べること、食べてもらうことが好きだった伊丹十三。その食への愛すべきこだわりと思い出が綴られた文章を軸に、本書では一人の生活者の姿を追っています。名文「スパゲッティのおいしい召し上がり方」をはじめとする数々のエッセイとレシピは一読の価値あり。
若い生活者へも届けたい1冊。
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アーティスト・近藤聡乃さんの漫画作品『ニューヨークで考え中』。
近藤さん曰く、本書は「ニューヨークからお届けする、徒然日常雑記。」とのこと。現在も亜紀書房のWEB MAGAZINE『あき地』にて隔週更新にて連載中。なんと10年という長期連載の作品です。只今当店で原画展を開催中。
この度の展示を記念してオリジナルグッズも登場。
近藤聡乃 『ニューヨークで考え中』 クリアファイル
■7月5日-8月13日 近藤聡乃『ニューヨークで考え中』原画展開催中
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イタリア在住のアーティスト・工藤あゆみさんの新刊「今日は自習にします」。8月1日までパネル展を開催しておりました。
ページをめくるたび、日々のささやかな楽しみになるようなイラストと文章。いっしょに暮らす娘さんとの会話や仕草もヒントになっているそう。
前作に続く2年ぶりのパネル展でした。優しくしたいと思い浮かぶ方へ、おくりものにもおすすめ。書籍は引き続き店頭でお買い求めいただけます。
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獣医大学を卒業後、食品衛生業務と自然科学書籍編集者を経てイラストレーター・デザイナーとして活動を行うオカモトレイコさんの第四作目となる作品集。本書の主題は、さまざまな動物を融合させ作られた合成獣である「守護獣」。古代の地中海からメソポタミアに存在する人頭獣身の守護獣や、古代の中国で進展した有角の鎮墓獣にフォーカスをあて、それぞれの特徴と共に成立理由・共通性をイラストと文章を以て紹介。こだわり抜かれた装丁が光る1冊です。入荷と同時にお品切れになることもしばしば。
オンラインショップの機能「再入荷通知」の登録がおすすめです。
※入荷と同時にメールでお知らせが自動送信されます。
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写真家・上田義彦さんの作品集「いつでも夢を」。本書は発売前に予約を受け付けておりました。注目度の高い作品集だけあり、サイン本のご予約は瞬く間にSOLD OUTに。今なお広告写真の金字塔であるサントリーウーロン茶シリーズと中国の記録として、1990年から2011年という中国が大きく変貌した時代に撮られた写真の数々と、旅のまなざしを残す1冊。装丁は葛西薫 さんと中本陽子さんによるもの。オリエンタルな布地による造本、584頁と大著ながら、薄く柔らかいベールのような紙で、めくりやすく上田さんのお写真に、指先の感覚も乗るようです。
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おまけ
楽しみにしている本数知れど…、京都出身・赤染晶子さんの「じゃむパンの日」を手がけた注目のひとり出版社「palmbooks」の第二作目のご予約が始まっております。
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津村記久子さん、岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さんという、鋭敏で個性光る作家による書き下ろし作品5篇を収録。
タイトルは、『palmstories あなた』。
てのひらサイズでのお届けと聞いております。期待値の高い1冊です。
そして、恵文社一乗寺店のフリーペーパー『しましま』、新しい号がもうすぐ発行です。今回のテーマは「京都土産」。帰省に旅行に、ふとした時の心つかい、贈る気持ちや貰う気持ち、お土産って面白いものですよね。
元はといえば、寺社などからの「授かりもの」を持ち帰る、また参拝の証というものが原初的な形だったよう。
「しましま」は蛇腹折り、しましま模様の1枚です。8月中旬頃には配布を開始する予定です。お店にいらっしゃる際はぜひ「おみやげ」に。
さて、7月の本の話はいかがでしたでしょう。
それでは来月の本の話もお楽しみに。
(担当:原口)